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【要注意】サイトにデータ解析からの参照を狙う「リファラスパム」が大量発生した件
2020.05.15.
以前のブログにも書きましたが、全日本自粛生活に入り、ボクのこのwebサイトへのアクセスもかなり増えています(皆さま、いらっしゃいませ。ご訪問ありがとうございます。ゆっくりしていってね!)
で、最近というか先週末からなのですが、いつものようにGoogleアナリティクスにてアクセスデータを確認していると、明らかに怪しいwebサイトからの訪問が増えてきていることが発覚しました・・それが「automatedtraffic4free」というwebサイトからの参照元データです。

URLのアドレスが見るからに怪しいし、「.pw」のwebサイトなんて日本では見覚えがありません。怪しさMAXですね・・
どこの国からの訪問か?確認してみる
次のどこの国からの訪問であるかを調べてみます。
普段なら日本のサイトだし、日本語でしか表記していないwebサイトなので訪問ユーザーも98%くらいは日本からの訪問なのですが、automatedtraffic4freeというサイトからの訪問が増えてきてからはいろんな国からアクセスされているようです。

しかも各国からの訪問データをよく見てみると、訪問数に対してPV数がすべてちょうど2倍、ページ滞在時間はどの国も5秒なんですよね・・これは間違いなく怪しい・・データ見てるだけでゾッとしてきますね。うん、怖い。
そんな時はまずこのサイトを調べます。いきなりこのアドレスのURL先に直接訪問するのではなく、まずはgoogleでこのURLを検索してみます。アクセス解析されている人なら何かしらの記事をアップされていることも多いので、手がかりを見つけるためにまずはネット検索です。怪しいURLには絶対に直接訪問してはいけませんよ。
見覚えのないURLにいきなり訪問は危険です!
automatedtraffic4freeを調べてみる
googleにて検索してみると、日本語のページがまず出てこない。新手のスパムなのかな?検索結果の件数自体がすごく少ないです。
英語表記なので海外のページばかりが出てくるのですが、英語は読めませんがところどころの単語だけ読み取ってみると「spam」やら「bot」やら・・物騒な単語が出てきていますね。

そこからいろんなページを調べ、いきなりアクセスされていることや見覚えのないURL、さらにアクセス参照元が「referral(リファラー ※webサイトのリンクからの訪問という意味です)」であることから、これはどうやら「リファラスパム」なのではないかと判断しました。
「リファラスパム」って何?
リファラスパムとは、アクセス解析をする人に向けて、わざと怪しいwebサイトからの訪問データを取得させ、そのwebサイトに訪問させるように仕向ける悪質なスパム行為です。
あらかじめwebサイトにウイルスなどを仕込んでおいて、いろんなwebサイトにアクセスデータを残すことで(足あと的なイメージで)、ウイルスを仕込んだwebサイトに訪問させることを狙っているみたいです。ウイルスの他にはページを開いた瞬間に高額な請求をさせるというワンクリック詐欺とか、そんなことを仕込んでいるwebサイトもあるかもしれません。
リファラスパムが増えてくると・・
リファラスパムは意図的な訪問なので、このまま放置しているとおそらくどんどん増やしてくるでしょう。
このスパムデータが増えてくると、まともにアクセスデータを把握することが難しくなってくるんですよね。正しいデータの中にスパムデータが入ってしまうので、解析するのにも手間がかかるようになる・・これは早めに手を打っておかないといけない・・!ということで、対策してみました。
Googleアナリティクスのフィルタ機能を使って除外!
どうやって対策しようかネットで調べながら行き着いた答えは、「automatedtraffic4free」からの訪問データをすべて除外するということでした。ということで、Googleアナリティクスでautomatedtraffic4free経由の訪問をすべてフィルタをかける設定を行います。

手順としては以下です。
- 1. アナリティクス画面左下の歯車の管理アイコンをクリック
- 2. アカウントメニューから「すべてのフィルタ」を選択
- 3. 右側の赤いボタン「フィルタを追加」をクリック
- 4. フィルタ名を任意で入力、フィルタの種類はカスタムを選択
- 5. ラジオボタン「除外」を選択
- 6. フィルタフィールドは「参照」を選択
- 7. フィルタパターンに除外したいURLを入力、ビューフィルタで対象アカウントを選択
- 8. 下部の保存ボタンを押して完了
手順を書き出してみると意外と工程はありましたが、特定のURLからの訪問を除外するにはこのような設定が必要だそうです。これでフィルタ設定を完了させ、数日間アクセスデータの様子を見てみます。
フィルタ設定開始から数日後・・
フィルタ設定してから数日後、改めてアクセスデータを確認してみると・・?

5月7日から発生したリファラスパムですが、5月9日以降は0になりました。ちゃんとフィルタが効いてデータ上ではきれいに除外されていますね!これでまた正確なデータを確認できそうです。
まぁでも、データ上ではフィルタをかけて見えなくなっているだけで、おそらく今でもwebサイトには来ているとは思いますが・・データで除外できてもブロックしているわけではないので、早く諦めて来なくなることを願うしかないですね・・
スパムがくるようになったら一人前のwebサイトということで・・
スパム行為自体は本当に迷惑なものですが、ある意味喜ばしいことでもあるとは思っていて・・なぜなら、見つけられていなかったらスパムすら来ませんからね。ある意味海外の人からも見つけられるwebサイトになっているんだなってボクは思うようにしています(笑)。
しかし悪さされて良いことは何もないので、webサイトを運営されている皆さんも気をつけましょうね!
はじめましてBUROKIです。
ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)
制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
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