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- ロゴデザインって高い?BUROKI流ロゴのつくり方
好きな食べ物はゆでたまご、ブロキです。
ありがたいことに、ブロキのインスタグラムのデザインアカウントに載せている過去のデザイン作品を見てくださった方々から、
DM(ダイレクトメッセージ)にて制作の依頼をいただくことがあります。
そしてその依頼の多くは「ロゴをつくってほしい」という依頼です。
ただ、初期の段階では依頼してくださる方々も他のデザイナーさんとの比較検討の段階なので、「ロゴをつくってほしいのですが、いくらでやってくれますか?」と料金を伺う質問形式でDMを送ってくださることが多いです。
インスタグラムにはこれからデザインを勉強していきたい!という方も多くいらっしゃると思うので、低価格でデザインを引き受ける方やもしかしたら無償でやらせてください!と逆にお願いしている方もいるかもしれませんね。
ボクとしてもどういう返答がいいのかすごく考えるのですが、最近は安請け合いすることはやめようと思い、通常価格を提示させていただいております。
初回のお客さまの場合は予算からの交渉には応じるようにはしていますが、基本的には依頼を安く受けるということはしておりません。ご了承ください。
ボクの場合ではロゴのデザイン料金は今のところ基本5万円から受けております。
ここからどんなロゴにするかによって料金を変動させています。
また、需要や状況次第では料金も上がるかもしれません。
なんでロゴってそんなに高いの?
ボクが制作料金を提示すると返信がこなくなるパターンもよくあります。それはボクとしても残念なことですが、別に制作を受けてくださるデザイナーさんが見つかったとか、できるだけ安いほうがいいとか、その人が満足する選択をされることがベストなわけですからそれでいいと思っています。
この画像はブロキのロゴですが、インスタグラムに載せられているロゴは完成品なので1枚の写真で、すごく表面的です。
当然そこに至るまで紆余曲折があるのですが、写真だけ見ると「なんでロゴって高いんだろう?簡単につくれるんじゃないの?」と思う人がいても当然ですね。なので今回のブログではブロキのロゴ制作のフローを順を追って紹介できたらと思っています。
※ちなみに、このロゴデザインに行きつくまでにボクは3年ほど費やしました・・
1. まずめっちゃ質問します。
依頼いただいてから料金も了承いただいたあと、本格的に制作をスタートさせるのですが、まず大事なのはコミュニケーションです。
ボクが依頼してくださった人(クライアント)に主に事業についていろんな質問をさせていただきます。
例をいくつか挙げると、
- なぜロゴが必要なのか
- どんな思いをロゴに込めたいか
- どのようなロゴが必要か
- ロゴをどう使うか
- いつまでに必要か(納期)
などなど・・
ロゴデザインはデザインの中でも入り口となり、その事業の顔となります。
いわばロゴで判断されてしまうこともあるくらい重要なので、慎重にしっかりと話し合わせていただきます。
2. イメージを擦り合わせる。
質問させていただくといろんなキーワードが浮かび上がってくるのですが、それだけでいざ制作!とはいきません。次はイメージの擦り合わせ。ここは画像を見ながらのコミュニケーションです。
依頼してくださる人がどんなロゴを求めているのか、どんなデザインが好きなのか、参考イメージを共有しあいます。
美容室に近いイメージだと思ってもらったほうがいいかと思います。雑誌を見ながら「こんな髪型にしてほしい」と美容師さんにお願いしたことはありませんか?
「かっこいいデザインをしてほしい」と伝えるだけではなかなか思い通りのロゴにはなりません。なにをもってかっこいいのかは個人差があるので、具体的なイメージを目に見える形で共有することがロゴの仕上がりにズレが出ないためにもとても大切です。
3. 紙やノートにスケッチして手を動かす。
ここまでで大まかな方向性を把握できたので、紙と鉛筆(もしくはシャーペン)でスケッチをします。なぜスケッチかというと、この工程ではロゴのアイデア出しをするからです。
コミュニケーションから得たものをアイデアとして形にしていく。
しっかりとした形をつくるというより、あくまでロゴのアイデアを何パターンも出すという段階です。「手を動かす」という行為は脳を活性化させるみたいで、いろんなアイデアをスケッチすることで思いがけないアイデアが出てくることもあります。スケッチなので手軽にさっと描けるのも長所です。
その中から数種類選び、今ならスマホで撮影し、クライアントに共有して意見を伺ったり、実際のロゴの形をつくっていきます。
4. イラストレーターで清書。
スケッチでロゴのアイデアと形を双方で共有・認識でき、了承をいただいたのち、グラフィックソフト「イラストレーター」にて制作します。
スケッチとは違いデータとしてしっかりとした形になっていくのでより具体的なイメージを共有することができ、進捗報告をしながらブラッシュアップしていきます。
ロゴに使用するカラーは事前に決めておいてもいいのですが、形にするとカラーが合わないなんてこともあるので、まずは形を決めてからカラーを決めるという順序でもいいと思っています。
5. ロゴデータ納品。制作完了!
ロゴデザインを提案後、OKをいただいたら最後に納品です。webで使用するためのものなのか、名刺や紙の媒体での使用なのかを伺ったのち、各媒体に合わせた形式でデータを作成後、納品させていただきます。(ロゴの元データは別途料金をいただきます。)
これにてロゴデザイン完了です。あとは請求書を送り制作料金をお振込いただくという流れです。
ロゴはあなたの「顔」。そんなに簡単じゃない
単に「ロゴをつくる」という行為でもさまざまな工程を経て、徐々に形になっていきます。この工程をしっかり踏めば踏むほど、力強く永く使用できるロゴになっていきます。大企業のロゴはすごくシンプルなものが多いですが、コミュニケーションに時間をかけ、リサーチし、考えに考えた末に生み出されたロゴであることは間違いありません。
ロゴ制作にはかなりの時間を要します。
このブログを読んでくださった方が、少しでもデザインに興味を持ってもらい、一緒につくっていくことができたら・・ボクとしてはこんなにうれしいことはありません。
デザイナーを志している人にも参考になればいいなと思っているので、こういったブログも時折書いていこうと思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
はじめましてBUROKIです。
ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)
制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
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