自分好みの音がつくれるカセットプレーヤーSONY WALKMAN WM-33

実は昨年末に体調を崩しつつも新たなカセットプレーヤーをメルカリにて購入しておりまして・・それがこの「SONY WALKMAN WM-33」のレッドなんですけども。

WALKMAN WM-33は1983年発売のプレーヤーで、ボクとしても念願の80年代モノのWALKMAN。手元に届いたときはほっとしましたが、実はメルカリで購入してから家に届くまで、少し紆余曲折がありまして・・

届け先の住所が前の住所になっていた

購入手続きを済ませ、ヤマトからLINEで連絡がきて（メンバーになると便利ですね）、配達日時の指定まで済ませ、ワクワクしながら待ってたんですがなかなか来ない・・疑問に思ったので近くのヤマト営業所に問い合わせてみると、「もう配達は完了しています」とのことで、まさか！と思ってメルカリの登録情報を確認してみたところ、住所が前の部屋の住所になっていました・・（涙）

即座に登録情報を変更しましたが配達されているわけで意味なく、ヤマトに荷物の引き取りをお願いしたところ、宅配ボックスではなくいま住んでいる人が荷物を受け取ったとのことで（マジ？）引き取りは不可能です、メルカリに問い合わせてくださいとのことで・・

ボクが直接前に住んでいたマンションまで押しかけるとヘタしたら警察沙汰にもなりかねないので（難しい時代ですからね）、まずはメルカリに問い合わせました・・が、なかなか対応が機械的で、かつ電話で問い合わせができずメールでのやりとりでスピード感もなく（こっちは早く引き取りたいねん！）、これは万事休すか・・と思いましたが、最後の頼みとして前のマンションの管理会社に問い合わせてみることにしました。

管理会社の担当さんがめちゃくちゃ協力してくれた

問い合わせしてから何度も電話のやりとりをし、現住人さんは間違って受け取ってしまったとのことで荷物は開けてなかったみたいで（捨てられてなくてよかった！）、無事にプレーヤーを引き取ることに成功。その後、担当さんがボクの新しい住所へ送ってくれました。

いやー、本当によかった。受け取ることは不可能かと思いましたから。ありがとう、担当さん！もう本当に感謝・・

前置きが長くなりましたが、そんな紆余曲折を経て、ようやく手に入れた思い出深いプレーヤーがこのWM-33なんです。もうこれだけで一生大事にする理由ができましたよね。

本体のところどころに塗装の剥がれがありますが、全体的にかなり状態は良く、テープの再生も問題なし。出品者さんは乾電池もつけてくれており、そのまま再生もできました（いい人だ、とてもいい人だぁ〜〜〜）。

当時全盛期だったファミコンのカラーと似ていて、デザインはとても気に入っています。

今の時代に発売されるプレーヤーはデザインがシンプルになっていて、こういうデザインのものは発売されないのが悲しいです。今はプレーヤーもいろいろあって、ネットでも聴けてストリーミングでも聴けてテープで聴く必要もなく選択肢が多すぎるのでいかにわかりやすくするかが最重要なんですね。ボクもデザインしているのでわかります。

この時代のプレーヤーは音楽を聴くための選択肢がほとんどなくて、「カセットテープで聴く」ということが少ない中の貴重な選択肢のひとつだったので、それはもうデザイナーも力注ぎますよね。

ボクもかっこいい、かわいいカセットプレーヤーの中から「どれ買おうかな？」と悩んでみたかったです。ちなみにこのWM-33はグラフィックイコライザーが付いていて、自分の好みに合わせた音がつくれます。

この3つの調整バーを横にスライドすると、それぞれの音が大きくなったり小さくなったりします。こういう機能がプレーヤーについているのもユニークですよね。

いろんな角度から見てもデザインが最高すぎて、聴くより眺めてるほうが多いですが（笑）、今はこのプレーヤーでDYGLの1stアルバムのテープを聴きながらブログを書いています。音質もいい感じです。曲も最高だ・・

実は、届いたのはボクの誕生日でした（笑）

昨年末に購入していざこざがあって到着が遅れたこのWALKMAN WM-33でしたが、無事に到着したのが今年の1月で、なんとその日はボクの誕生日でした。昨年のボクが今年のボクに誕生日プレゼントを贈ったような・・そんな絶妙なタイミングでした。

今年もできる限りプレーヤーを集めたいですね。あとはカセットにまつわるデザインをひとつでも形にしたいと思います。