会社員を辞めて2年が経過。フリーランスデザイナー3年目突入で思うこと

1. 仕事のこと

この1年はなんといってもコロナの影響で、ボクに限らず世界中の人たちの生活そのものが変わってしまった年だったので、1年目とは比較にはなりませんが、とにかく「待ち」の1年でした。

オンラインでは開催されているとはいえ、交流会やセミナーなどには参加できず、新たな人との出会いという面では自分から開拓はせず、このwebサイトやinstagramからの問い合わせで新しい出会いを得るという方法しかありませんでした。

しかしそんな状況でも今につながる出会いもありましたし、継続してお仕事をくださるクライアントさまや制作会社さまにも出会えました。自分から動かなくても仕事をいただけるようにする・・。改めて自分がフリーランスになる前に考えて実践して継続してきたことが間違ってなかったなと感じています。

新たな武器が増えました

仕事の技術面というところでは、2年目に突入してpowerpointでの資料制作依頼をいただくようになりました。

会社員をしていたときは資料制作はすべてグラフィックソフトのillustratorでつくっていて、powerpointはまったく使ったことがなく、どちらかというと毛嫌いしていました。しかし仕事として資料制作案件をいただき、クライアントさまから「powerpointでつくってほしい」と言われたことがきっかけでmicrosoftのクラウドサービスに加入し、powerpointを勉強しながら使って制作するようになりました。

powerpointの良いところはなんといってもクライアントさま側で編集や更新ができるところ。今となってはクライアントさまの資料制作はpowerpoint以外にありえないとまで思っています。その後も資料制作案件を継続していただき、実績をご覧くださった企業さまから新規でも問い合わせいただくようになりました。

仕事を通じてpowerpointでの資料制作はBUROKI designの強力な武器となりました。
今は求められる制作物も多岐にわたるようになってきたので、その時々の案件に応じて今までやってこなかった分野の制作も柔軟に対応できるようにしていこうと思います。

2. 健康のこと

この1年で痛感したのはこれかもしれません。

昨年の5月にいきなり靴下が履けないくらいの腰痛に見舞われました。
長時間のデスクワークと腰に負担を与え続ける体勢がよくなかったのだと思います。会社に出社していたときは決まったオフィスの椅子に座って仕事していましたが、今は仕事部屋に椅子はあるものの、どこで仕事しようが自由なので寒い冬の時期なんかはコタツで仕事してしまうことも多く・・。

椅子に座るのと座椅子に座るのとでは腰の曲がりかたに違いがあり、座椅子のほうは長時間座り続けると本当に腰が大変なことになるということを身を以て知りました。

それからというもの、定期的に整体に通いながら朝と夜にストレッチを欠かさずにやるようになりました。3月からランニングも再開していますが、それだけでは健康状態や体型を維持することが難しい・・もうそういう年齢みたいです（涙）。

この事業を1日でも長く続けていくために、何よりも健康でいることが大事だなと改めて感じています。

3. お金のこと

とてもありがたいのですが、今のボクの事業内容はデザイン制作がメインとなっており、いわば受注ありきです。受注すれば制作費用をいただき、それが生活費・活動費となっていきます。

自分一人が仕事を受けて、制作して、納品する・・この流れを一人でやり続けていると、どうしても一人でできることの限界が見えてきました。

例えばwebサイト制作なら一人で寝る間も惜しんでめちゃくちゃ頑張っても1ヶ月で2サイトが限界だし、制作はイレギュラーなことが多いのでそれを毎月続けることも不可能に近い。時間は限られているので、その時間の中でできる制作は物理的に限界があるんですね。

一人でできることに限界があるということは、1ヶ月に稼げるお金にも限界があるということ。ボクは昨年これを痛感しました。これからさらに上昇を目指すなら、「一人でやる」ということから少しずつでも脱却していかなければいけない・・そう感じ、昨年末から行動を開始しました。それが業務提携メンバー募集です。

一人でやっているからこそスケジュールに余裕がなく、対応が難しくお断りしていた案件も提携メンバーに協力してもらうことで自分の案件を進めながら対応可能になるかもしれない・・。自分一人だけでなくいろんな人の力を借りながら制作するという形をこれからつくっていくことを決意しました。

そして2021年より、案件によってではありますが、提携メンバーとの制作を開始しました。
まだまだ慣れないことも多いですが、経験としてこれからも外部のデザイナーさんの力を借りながら制作対応していこうと思います。これもこれからの自分自身の挑戦だと思っています。

4. これからのこと

BUROKI designの事業のことだけでなく、これからの人生のこともいろいろと考えはじめています。

生活のこと、事業のこと、環境のこと、周りの人とのこと・・。
なんとなく共通している部分は「もう一人でやり続けることだけを考えない」ということかもしれません。もちろん自分に責任は背負いますが、もっと周りの人たちを頼ってもいいのではないか・・。頼るからこそ新しい景色が見えてくるのではないか。ボクもそろそろそういうフェーズに入ったのかなと感じています。

久しぶりに会社を退職するときにもらった寄せ書きを読んで懐かしい気持ちになりましたが、先を見据えてこれからもやりたいことができるように日々精進していこうと思います。

これからもBUROKI designをどうぞよろしくお願いいたします。