名刺もデザイン次第で個性出せます。カメラマン山元さんの制作事例紹介

今から3年か4年前くらいになりますが、カメラマンの山元さんの名刺デザインです。

当時は女の子をメインに撮影されていた山元さん。ボクの友人との共同展示会でもりんごを持った女の子たちの写真を展示していて、とても印象的だったことを覚えています。

そんな山元さんからの名刺デザインの要望としては、

• シンプルにかっこよく
• カメラマンとわかるようにカメラのイラストを入れてほしい
• カラーはネイビー

という感じだったと思います。
シンプルにかっこよくを表現するためにフォントは「ヘルベチカ」をチョイス。肩書き「photographer」を英語にして文字と文字の感覚を少し狭くし、背景に矩形を敷き、文字の端を詰めることで少し違和感を演出。そうすると肩書きに視線を集めることもできますね。

手づくりカメラアイコンを配置

イラストでということでしたが、クールなデザインテイストに合わせるために、シンプルで少しだけポップなカメラアイコンを制作。他のカメラアイコンと似すぎない、でもカメラだとわかるようなバランスを心がけました。今見てもいい感じにかわいいです（笑）。

さらにアイデアを提案

要望どおりに制作して納品して満足していただく・・それはそれでもちろん正解です。ですが、ボクの場合はそこで終わらない。要望に応えた上で、さらなる提案をしてより個性的で良いデザインをつくっていきます。

昼間だけでなく夜に撮影することもあると打ち合わせ段階でおっしゃっていたので、裏表でカラー反転させる名刺ではなく、片面のみ印刷する名刺を２種類制作し、ホワイトは昼間用、ネイビーは夜用で使い分けるのはどうですか？と提案しました。

名刺サイズは通常サイズの横91mm・縦55mmではなく、少し小さい欧米サイズ（横89mm・縦51mm）を。印刷する用紙は手ざわりの良いヴァンウーボを選択。これだけでも充分個性が出せます。

依頼してくださった人のためだけではなく、その先にいる人も笑顔になれるような、そんなデザインを心がけていきたいものですね。