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フリーランスデザイナーを続けるためには、気持ちの切り替えが何より大事
2021.04.13.
何年か前になりますが、「自分が考えるプロフェッショナルとは?」というテーマでブログを書いたんです。
このブログを書いたのが2019年の4月。
勤めていた会社を退職してはいましたが有給消化中で(いま思うと有給っていい制度だなぁ)、フリーランスとしてはまだ開業していなかったんですね。
この頃は会社員だったからか、基本的にデザイン(仕事)に関することに考えが集中していて、「お金が発生していたらプロフェッショナル」という締め方をしているのですが、フリーランスとして開業してもうすぐ丸2年。フリーランスは一人で受注から制作まで手掛けるのでいわばプロのデザイナーです。プロになって2年が経過し、この「プロフェッショナルとは?」というところのボク自身の考えが多少変化してきました。
今回のブログでは、自分のプロフェッショナルに対する意識の変化と、フリーランスとしてやっていくために必要な考え方を書いてみたいと思います。
これからフリーランスデザイナーになろうとしている人にこそ読んでほしいです。
フリーランスになって思うプロフェッショナルとは?
約2年前のブログではプロフェッショナルであることを4か条として
- 1. オープンであること
- 2. いい意味で力が抜けていること
- 3. デザインが好きであること
- 4. 謙虚であること
を挙げていました。
でも今となっては、これらはデザイナーの仕事として至極当たり前のことだなぁと感じています。デザイナーである以上、デザインは出来て当たり前です。フリーランスとして個人で活動をしていくに当たって、一歩引いたところに大事なことがあると気付きました。
それは人とのコミュニケーションです。
制作依頼をしてくださる人は個人であろうが法人であろうが「人」です。当然ですがいろんなクライアントさまがいて、そのほとんどの人が今までの人生で出会ったことがない人たちです。
そして人によって性格、仕事、ご依頼の文面、良いと感じるもの、コミュニケーションの仕方など全然違います。ほとんどの人たちが自分なりの人生を歩んできていて、それなりの価値観を持っています。それはもちろんボク自身も同じで、ボクなりの価値観を持っていて、良いと思うデザインがあれば、制作できるデザインにももちろん領域があり、反面限界もあります。そしてそれは他のデザイナーも同様です。
クライアントさまはまず、自分の価値観に合ったデザインをする人なのかどうかをデザイナーの制作実績を見て判断します。その判断の上で制作依頼から仕事につながり、クライアントさまの価値観とボクの価値観が合致したときにはじめて「デザイン」が成立します。
しかし、制作するのが人であれば、それを判断するのも人。方向性が同じだと思ってつながった仕事でも、どこかの価値観に相違があり、デザインとして成立しないこともあります。いわば破談・失敗ですね。
そのときに「気持ちをすぐに切り替えられる人こそがプロフェッショナルである」ということに気付きました。
ボク自身、失敗した仕事もあります
約2年、BUROKI designとしてやってきましたが、その間にいろんな人たちからのお問い合わせをいただきました。
ありがたくお仕事につながり、今も一緒にお仕事させてもらっているクライアントさまもいれば、仕事につながったものの一度の制作だけにとどまった人、数年置きにお仕事のご連絡をくださる人、コミュニケーションの途中で音信不通になる人、まったく素性を明かさず自分の聞きたいことだけ聞いて去っていく人・・いろんな人たちがいました。そしてこれから先もいろんな人とコミュニケーションをとり続けると思います。
仕事に関してもスムーズに制作、納品まで進められたものもあれば、どんなに尽力してもクライアントさまが満足するデザインができず、案件がなくなったこともあります。時間をかけて制作したものがクライアントさまに良いと思ってもらえなかったときは・・長年デザインをやっていても正直、凹みます。
プロ野球選手でも7割は打てない
デザイナーはすべての仕事に対して100点を出そうと心がけていて、すべての案件をデザインとして成立させ、依頼してくださったすべてのクライアントさまを満足させようとします。ボク自身も同じで、そのための努力は日々しているつもりです。
しかしデザイナーも人間です。人間なのでもちろん失敗もあります。
失敗したことに凹むだけでなく、どこかダメだったのかを冷静に分析して反省し、次の制作に活かしていく。そういった前向きな気持ちの切り替えができる人こそボクはプロフェッショナルだと思うようになりました。
よく例にされますが、イチロー選手のような日本一有名な野球選手でも3割しか打てません。7割はアウトになっている、失敗しているんですね。どんなにすごいプロスポーツ選手でも失敗する。だからデザイナーも失敗していいんです。
デザインがボツになったから向いていない・・ではなく、それはクライアントさまと合わなかっただけ。必ずあなたに合うクライアントさま、あなたのデザインが好きと言ってくれるクライアントさまは現れます。その人たちと出会うまで、気持ちをどんどん切り替えてポジティブに活動していく。それがフリーランスデザイナーを続けていく上で大事なんじゃないかなと思っています。
「失敗」もリアルとして届けられるデザイナーになりたいですね。
はじめましてBUROKIです。
ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)
制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
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