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フリーランスの今、さすがに「ベンチャー企業」をオリジナルの写真で伝えるのは困難なため、アイキャッチ作成にフリー素材を使わせていただきました。ありがとうございます。
デザイナーを志している人、転職活動をしている人・・デザインを仕事にしている(またはしようとしている)人にもいろんな働き方があると思いますが、制作会社ではなく事業会社内でデザイナーとして働く「インハウスデザイナー」になりたいと考えている人もいると思います。
でもどんな企業に面接に行けばいいのかわからない・・そんな人も多いのではないでしょうか?
インハウスデザイナーといってもいろんな形がある
インハウスデザイナーとして働く!とひと言で言っても、どのようなものを制作することになるかは入社した企業によって変わります。入社した企業がECに特化した企業であれば、ECサイトの構築や商品ページの制作、特集ページの制作、バナー制作が主なデザイン制作業務になるでしょうし、webメディアサイトを運営している企業ならメディアサイト構築や記事ページ制作やライティング、写真撮影が主な仕事になる可能性があります。
ボクが以前に書いた「インハウスデザイナーのメリット・デメリット」というブログがありがたいことに公開してもう1年以上経つのですが、今もかなり読まれています。よかったらそちらもどうぞ。
メリット・デメリットはさておき、インハウスデザイナーとして働くなら、ボクは断然ベンチャー企業をオススメします。
なぜベンチャーがオススメなのか?今回のブログでは、ボクが実際にベンチャー企業のインハウスデザイナーとして働いてきたからこそ自信を持ってオススメできる理由をいくつか書いてみようと思います。
デザイナーの転職活動の参考にぜひご一読ください。
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このブログの目次
1. 変化に柔軟に対応できるようになる
ベンチャー企業は事業展開がスピーディで、「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」という言葉があるように朝決めたことが夕方に変わっているようなことも日常茶飯事です。
例えば、数ヶ月かけてオリジナル商品のデザインや販促物の制作に関わっても、売れないと判断したらすぐ廃盤になることもあれば、そもそもの事業の方向性が変わり、販売すらなくなってしまうなんてことも・・。
年間ではなく四半期ごとに事業の方向性が変わるようなことはベンチャー企業では当たり前です。事業が変わればデザインも変える必要が出てきたり、変化することに慣れてくると「変化に対応するために幅を持たせたデザイン」ができるようになってきます。
先を見越したデザインができるようになってくるとクライアントさまにとっても使いやすいデザインになるので、経験しておくとデザイナーとしてのスキルアップにつながると思います。
2. 自分次第でいろんな媒体のデザインを制作できる
これは事業会社で働くインハウスデザイナーならではのことですが、一般企業内に在籍しているデザイナーは制作会社に比べると少ないと思います。特にベンチャー企業は少数精鋭であることが多いので、企業によってはデザイナーが一人ということもあります。
その場合、一人で企業内のすべての制作物を担当することになるでしょう。
正直かなり大変ですし、普段制作している分野とは違う、未経験の分野のデザインまで任されることもあるのでプレッシャーもかかります。しかし、その分確実に経験値が身につきます。
ボクもベンチャーに入社する前はwebサイトしか制作経験がありませんでしたが、実務を通してロゴや名刺、チラシややポスターなどのグラフィックデザインやTシャツやコースターなどのグッズデザイン、オリジナル商品のプロダクトデザインやパッケージデザインなどを経験し、今ではweb制作以外のデザイン分野も一人前に制作できるようになりました。
デザイナーとして生きていく上で制作分野は広いほうがいいです。
大変ではありますが、「ピンチはチャンス」と言い聞かせて経験値を上げまくりましょう。必ず先々につながります。
3. 社内全員の距離が近く、思いや企業ミッションからのデザイン思考が身につく
先ほども書きましたがベンチャー企業は少数精鋭で、社長含む全社員との距離がかなり近い職場環境であることが多いです。
なので企業が大事にしているミッションやビジョンを日頃から感じることができますし、そこからデザインに落とし込む思考を試行錯誤しながら身につけることができます。
ボクは現在フリーランスとして活動していますが、フリーランスになった今思うことは、今はクライアントさまと基本的に「点」で関わることが多く、インハウスデザイナー時代は「線」で関わっていたなぁということです。
その企業がどんな思いを持っているのか、どんなミッションを掲げ、そのミッションに対してどんな活動をしているのか・・外部からわかることもありますが、本当に深い部分はやっぱり内部にいる人じゃないとわからないと思います。要は決まったことに対してのデザイン(点)なのか、決まる前の段階からストーリーを感じながらのデザイン(線)なのかの違いです。
企業でデザイナーとして働くと物事が決まる前の段階からプロジェクトに関われるので、文脈をしっかり汲み取った内部にいるからこそのデザインを形にできると思います。
4. 「独立志向」が強い人が多く、のちに人脈に変わる
これはボクの経験談ですが、ベンチャー企業で働いていた人、または働いている人は先の人生を見据えて何か行動を起こしている人が多いです。要は常に世の中の情報にアンテナを張っていて勉強熱心な人が多い。
退職してまた別のベンチャー企業で働く人もいれば、フリーランスや法人として独立する人、新たに副業をはじめる人・・。チャレンジ精神が強いんでしょうね。ボク自身も退職時はフリーランスになるという考えしかなく、転職という考え方はありませんでした。
退職してフリーランスになったら、ベンチャー時代の人たちとまたつながりが持てたり一緒に仕事できるようになったり、デザインの仕事をお願いされたりと、自分が思っている以上に先の人脈になります。生きていく上で「人とのつながり」は本当にバカにはできなくて、いろんな局面で助け合うことができます。ベンチャー企業で働いている人または働いていた人は、そういう部分もよくわかっている人が多く、常に刺激をもらえます。
なので今後の人脈づくりという点でもベンチャー企業でデザイナー経験を持つということはかなりオススメです。
ここが一番のオススメポイントです!
5. 募集しているベンチャー企業を見つけるには?
ここまでインハウスデザイナーをするならベンチャー企業がオススメな理由を書いてきました。
ボクのこのブログを読んで「ベンチャーで働いてみたい!」と思われた人がいたらそれは本当に嬉しいことですが、同時に「募集をどうやって見つけるのか?」という疑問も浮かんできますよね。
個人的にベンチャー企業の求人が一番見つけやすいのは「wantedly(ウォンテッドリー)」という求人サイトです。ボクが勤めていた企業もよくこのwantedlyを利用して採用活動を行っていました。ユニークな採用活動をしている企業も多く利用しているので、登録して探してみるのもいいと思います。
「面白い」が優先されがちなベンチャー企業なので、常にアンテナを張って、採用を掴み取りましょう!
ボクが記事監修したインハウスデザイナー記事が公開されました
少し前に取材対応、記事監修させていただきましたインハウスデザイナーとは?の記事コンテンツがAdobeにて公開されました。インハウスデザイナーのことをもっとよく知りたい!という方は、よかったらそちらもご一読ください。
はじめましてBUROKIです。
ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)
制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
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