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【読書感想文】水野学さんのブランディング著書「売る」から、「売れる」へ。

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【読書感想文】水野学さんのブランディング著書「売る」から、「売れる」へ。

2019.11.20.

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元々ボクはブランディングに関わりたいという思いを持ちながら2019年の5月にフリーランスになりましたが、制作させてもらっている案件はwebサイトであったりロゴデザインであったりで、いわば「そこだけ」の制作が多いのが現状です(それでもすごくありがたいです、ありがとうございます)。

前職はベンチャー企業で、その企業内でデザイナーとして働いてきたボクは、この企業をデザインを用いてどう見せていくか?どのように貢献できるか?を日々考えながら制作していました。それによって「デザインからのブランディング」という視点は自然と培われてきたと思っておりますが、ブランディングの実戦から少し遠ざかり気味ではあるので、最近またブランディングの復習の意味も込めて読書をはじめました。

最近購入して読んだのはこの本です。

「売る」から、「売れる」へ。の表紙
「売る」から、「売れる」へ。

日本を代表するクリエイティブ・ディレクターである水野学さんのブランディングデザイン講義をまとめた書籍『「売る」から、「売れる」へ。』。2017年に発売されたものなので、もう2年前ですね。その時に書店で少しだけ流し読みしたことがあるのですが、一度ちゃんと読んでおきたいと思い、今さらながら購入しました。今日は読んだ感想をボクなりに書いてみたいと思います。

ブランディングの進め方としてはすごく理想的

本の内容は誰もが知っているような有名企業とのブランディング案件の進め方や考え方をわかりやすく紹介されていて、もちろんボクの場合に置き換えたときの気付きもたくさんあります。

まずはその企業のトップ(社長など)としっかり話し合い、その企業の問題や本質を導き出した上で見える形にし、企業の業態をリサーチしながら上流から下流へデザインに落とし込んでいく・・

ここでいう「デザイン」とはもっと広義なもので、ロゴやwebサイトなどといった普段デザイナーが手掛けているような制作物に限ったことではありません。
例えば社長の服装からはじまり、社内スタッフの勤務態度、店舗があるなら内装、接客態度など多岐に渡ります。その企業が大事にしていることを企業「らしさ」をもってすべて統一させていく・・これが本来のブランディングであるとボクも思います。

そして水野さんはそのブランディングを高いレベルで実戦されており、すごく理想的な形で展開され、デザインの力をもって世の中を動かしているすごい方です。

読み進めると気になってくる「時間」と「お金」

ですが、正直この手の書籍は過去にも何冊もつくられています。ボクみたいな個人事業主なりたてのフリーランスデザイナーからすると、どうしても気になってしまうのが「時間」と「お金」。はっきり言ってブランディングやデザインに時間をかければかけるほどお金はかかります。ネームバリューのあるクリエイターやデザイン制作会社ならなおさらですね。

大手企業とのブランディング案件。大手はたくさんの人が関わるのでひと筋縄ではいくはずもなく、中小企業より時間がかかるのは容易に想像できます。だからこそ、「このブランディング案件でこれくらいの時間とお金がかかりました」というコストの部分まで生々しいですが書いてほしかったな・・というのがボクの個人的な感想でした。

ブランディングは確かにまだまだ日本の企業やお店には開拓の余地がある(いや、ありすぎる)領域で、そこにデザインを持ち込むことでより良く、らしくなっていくのはわかります。ただ、こういった本を読むだけではコスト面が書かれていないのでリアリティに欠ける部分がどうしてもあり、ブランディングは浸透しづらいなぁと感じます。

フリーランス(ボク)ができるブランディング

ブランドとは「らしさ」である
ブランドとは「らしさ」である

読んで知識を得ただけでは意味がないので、現実的にボクがブランディングをクライアントさまに持ち込んだ場合どうなるか?の話をします。ほとんどの場合が「ブランディング?何それ?」からはじまります。

大手企業の場合もおそらくはじめは同じように疑問を抱くでしょう。ここから担当者やトップの社長などと対話、コミュニケーションがはじまります。理解してもらうところからはじまり、「ではウチの企業の場合、どういったことからブランディングするのか?」という自分ごと化させていく必要があります。一度の打ち合わせだけで答えを出すことはほぼ不可能で、企業側にも考えてもらう時間が必要になるので、何度も何度も話し合うことになるでしょう。

コミュニケーションの回数が増えれば増えるほど洗い出される問題や本質のクオリティが上がり、独自性が出てきます。そこから体系的にデザインに落とし込んでいくブランディングがスタートするという流れです。

・・と同時に、ここまでだけでもかなりの時間を要します。数ヶ月くらいかかるでしょうか?時間を要するということはその分コストもかかるわけで(そもそもボクが生活できない問題に陥ってしまうので)、この場合はデザイン制作料金の前の「コンサルティング料金」に該当するかもしれません。

中小企業や個人経営のクライアントさまの場合、予算にも限りがあり、ほとんどの場合は「成果物のデザインに対する予算」です。ブランディングに対しての予算などは、理解がまずないのでほぼとれない可能性が高く、このコンサル部分は無償になってしまうケースが多いでしょう。この段階ではまだ何も形になっていないですから、お金とるのも至難の業です・・。

ブランディングは体系的にデザインすることが重要

ブランディングは体系的にデザインすることが重要で、webサイト単体ということはなく、ロゴデザインからwebサイト、封筒、プレゼン資料などすべての媒体を手がけることで統一感を出すことができ、よりその企業「らしさ」を引き立たせることができます。しかしその一方で制作する媒体が多くなるので、当然デザイン制作料金も高額になります。ヘタするとデザイン制作料金だけでも100万円以上はくだらないかもしれません。

ブランディングは即効性がない

あと、ブランディングは言葉が現在進行形になっていることもあって、世間の目に触れる場所に公開しただけでは即効性がなく、やり続けることが何よりも大事になってきます。

webサイトの更新やSNSの投稿もブランドに沿ったテイストの写真とテキストが必要で、それをつくれる人がいるかどうか・・いない場合は外部にお願いすることになるのでコストも必要になります。

中小企業や個人経営のクライアントさまの場合、即効性のないものや効果が目に見えてわかりにくいものに対して投資するという感覚を持つのは難しく、「すぐにやってほしい!」というクライアントさまも多いため、「育てる」という発想を持つこと自体ハードルがかなり高いですね。

時間とお金。このブランディングについて回るふたつをどう解決していくか・・有名でないクリエイター側としては大きな課題となりそうです。

個人的にこれから読んでみたいブランディング本

今のままでは、どうしてもブランディングは「大手と大手だけが許された特権」感が残ってしまいます。ブランディングを浸透させるという意味では、もっと小さい規模の実績を用いた書籍が出てきたら面白いなぁと思っています。

例えば、「有名クリエイター●●さんが予算50万円で中小企業のブランディングをしてみた」とか、最高じゃないですか?(笑)多分できることも限られてきて、その中でどういったデザインと成果を出せるのか・・そんな実績をいくつか紹介するような書籍が出ると、よりいろんなクリエイターにもクライアントさまにも身近になるし、現実味も出てくるのになぁと・・

そういった書籍が発売されることを出版社の皆さま、我々フリーランスやクリエイターは願っていますよ。

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はじめましてBUROKIです。

ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)

制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

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