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フリーランスはどこの企業や団体にも属さないいち個人の働き方なので、クライアントとなる方は当然企業さまや一般の方になるのですが、知り合いやつながりからの紹介でもない限り、全く面識のない方だったりします。
今回のブログではこれからフリーランスになろうと考えている人や、制作を依頼するデザイナーを探されているクライアントさまに向けて、ファーストコンタクトで注意したい問い合わせ内容のこと、題して「フリーランスになるとよくいただく失礼な問い合わせ内容」をいくつか書いてみたいと思います。
実際にいただいているリアルな問い合わせ内容です。
いきなり制作料金を聞いてくる
まず圧倒的に多いのがこちらですね。
一番はじめの問い合わせメールで制作料金を聞いてこられる内容。はじめからいきなりお金の話をされるのも面識のない関係性だからといっても過言ではないと思います。
おそらく他のデザイナーさんとの比較をされていて、できるだけ安いデザイナーに仕事を依頼したいと考えてらっしゃるのが想像できるのですが、僕の場合は制作料金を一律で決めているわけではなく、制作させていただく内容によって自分なりに料金を決めて見積もりをさせていただいております。価格だけで判断されたくないんですね。
なので「webサイトを作りたいのですが料金を教えてください」と言われても
- どんなサイトを作りたいのか
- どんなデザインを求めているのか
- webページは何ページ必要なのか
- 写真やテキストなどの素材はあるのか
- ロゴデザインは必要か
などなど、質問したい内容がいくつもあり、コミュニケーションして決まった内容によって料金が決まるのですぐに答えようがないです。
フリーランスの胸のうち
フリーランスデザイナーは個人なのでいきなりお金のことを言いにくい、もしくは言いたくないと思っている人が多いです。
僕自身もそうですができるだけお役に立ちたいという気持ちと、安請け合いはしたくない気持ちと、せっかくのご縁なので今後も加味してしっかりとした関係性を築いていきたいと思っています。安い金額で制作して納品して終わりというのではこちらには何もメリットがないんです。
なのでお金に関する希望は双方あるとしても、もう少し相手のことを知った上で交渉してみてもいいんじゃないかなと思いますね。
名乗らない
こちらももう個人的には慣れたのですが(笑)、メールの内容に挨拶や名前の記載が一切なく、ただ自分の聞きたい内容だけが書かれているケースです。
一方的に「◯◯を作りたいのですがいくらですか?」といったような内容を送られてきます。自分はこういう者でどんなことをしている人なのか、挨拶は社会人の基本だと思うのですが、本当に一切そのような記載がないんです。そして何より、意外とこんな問い合わせが多いことに驚きます。
もしかしたら問い合わせのフリをした同業の方なのかもしれませんが、名乗らない時点で印象が悪いだけで返信する気にもなれないので、一緒にお仕事するのですからまずは自分の身元から明かすことくらいはしていただきたいです。フリーランスデザイナーは自分一人で自分の人生をかけて仕事をしているので、制作すること自体がリスクなのです。
問い合わせする時間ももったいないですし、同業の方なら素直に聞いてくださればいくらでもお答えしますので・・。
失礼な内容にまともに返信するわけがないです。自分に置き換えて考えてみてほしいですね。
コピペ営業
こちらはフリーランスに限ったものではありませんが、いわゆる営業メールですね。
会社員時代に経験はありますが、営業メールは基本的に不特定多数の企業さまに一斉に送られるものだと思うので、宛先や名前の部分だけ送り先の名前に変わっているだけことが多いです。
なので僕は個人事業主なのですが、「御社」と書かれたメールがめちゃくちゃ届きます。ちなみこういう営業メールは企業さまからだけでなく、同業のフリーランスからも届きます・・。同業なんだからそこはちゃんと確認して送ろうよって思いますね(笑)。
営業活動するのは法人個人関係ないので批判する気はありませんが、今は椅子に座ったままネットでいくらでも相手のことを調べられる世の中なのですから、せめて僕のことをもう少し知った上で問い合わせしてもらえたら・・とは思います。
失礼な問い合わせに共通している部分
以上がフリーランスになると多い失礼な問い合わせ内容たちでした。
何様だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このような問い合わせが本当にあまりにも多いので、ブログに書くことで少しでも抑えられたらという気持ちで書きました。
上記の問い合わせに共通している部分としては「自分目線で一方的」というところです。
相手のことを知ろうともせず、自分のことを明かそうともせずに自分が聞きたいこと、言いたいことだけを一方的に相手に送りつける。それはコミュニケーションではないですよね。一番はじめからそのように接されると、その先のお仕事も気持ちよくスムーズに進められるとはとても思えないです。
関係性の悪さは結果的にデザイン成果物にも影響し、誰も得しない結果にもなりかねないです。それくらいコミュニケーションの質は大事だと思っています。
なので僕は上記のような問い合わせをいただいたとしても、これからも返信することはないと思います。
気にしないスキルを身につけることも大事
僕はフリーランスになって4年が経過するのでもうそんなに気にはなりませんが、デザイナーに繊細な人が多い上、フリーランスになられる人はさらに繊細な人が多いです。個人として仕事をする理由は人それぞれ。単に独立してデザイナーやってみたかったという理由だけではないんです。
誰も守ってくれないフリーランスという働き方は、どんな場面でも自分一人でなんとかする必要があり、仕事に関するスキルはもちろん、コミュニケーションスキルや嫌なことがあっても気にしないスキル、いわば平常心を保ち続けるスキルも必要になってきます。
なので心無い問い合わせ内容に振り回されることなく、「そういう人もいる」くらいの気持ちで受け流すくらいのスキルは身につけておいたほうがいいと思います。
いちいち気にしてたらもたないです。プロとして切り替えていきましょう!
はじめましてBUROKIです。
ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)
制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
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