「犬」の漢字で2018年を表現した年賀状ステッカーデザイン

この時期になると年賀状をどうするか、考えものですね・・

年賀状なんてもう古い、LINEでじゅうぶんといわれる現代ですが、今年お世話になったクライアントさまにはせめてご挨拶として年賀状を出そうと思ったのですが、そもそもボク喪中やん！ということに気付きまして・・

なので年賀状は今年は出せないです。が、せめて、せめて何か新年にまつわるデザインがしたい・・！（デザイナーの悲しい性）令和初の新年やし、2020年やし、東京オリンピックもあるし！ということで、2020年の年賀状ステッカーのみデザインをしました。なかなか面白いステッカーデザインができたので2色展開で各20枚ずつ印刷に出しました。なので実際にお会いする人で欲しい人のみに配らせてもらおうと思います。

まだ届いていないので紹介はできませんが、届き次第このwebサイトでも実績として紹介する予定なのでお楽しみに。個人的にけっこう面白いデザインに仕上がっていると思います。（知っている人には、ですが・・）

さて、2020年はステッカーを制作しましたが、実は2018年にも新年ステッカーを制作していました。それがこの「犬」の文字で2018年を表現した漢字タイポグラフィステッカーです。

2018年をひと文字で表現するにはどうすればいいのか

毎年新年を迎える前の12月ごろに翌年を表現するデザインを何か考えるのですが、2017年の年末、「戌年」と「2018年」で何かロゴをつくれないかなぁと考えました。

「戌年」は「犬」でもいいわけで、犬のほうが一文字だし漢字も簡単なので何か表現できそうですよね。どうにかしてこの「犬」の文字で新年を表現したい・・そのときに2018年は「’18」とも表記されるし、なんだったら漢字で「十八」でも問題なくて、この十八の文字を縦に書くと、なんだか「大」の文字に見えてこなくもないかな・・？と思いつきました。

そして「’18」の「’」をつけると・・あれ！犬じゃん！！！と（笑）。

そのイメージでまず紙にスケッチしてみて、あくまで「犬」という文字のなかに「’十八」を展開しつつ、どちらでも読めるようにバランスを考慮しながらつくっていきました。

おなじみ「犬いますシール」をイメージしたステッカー

これで「’十八」で「犬」を表現する漢字タイポグラフィはできました。あとはどのフォーマットに落とし込むか・・そのまま丸型のステッカーにしてもよかったんですけど、もう少しユーモアがあってもいいような気はしますね。

その時に犬つながりで思いついたのが「犬いますシール」。

犬いますシールって知っていますか？昔、犬を飼っている家の玄関によく貼られていた「犬」と書かれたあの四角いシール。調べてみると狂犬病の予防接種をした犬にだけ配られるシールみたいですね。今はかわいい犬のイラストが描かれたシールもあるみたいですが、ボクらの時代はシンプルに「犬」とだけ書かれていたあのシール・・。

よし、あのシールっぽくしよう！と最終的に出来上がったのがこちらのステッカー。

どうです・・？悪くないでしょ？

カラーは新年なのでホワイトとレッドのみで、下に書かれた数字の20は2018年なので20にしました。新年ステッカーとわかるように丸い罫線にはちゃんと「A HAPPY NEWYEAR BUROKI DESIGN」と表記するお茶目ごころ・・

つくってSNSに投稿したところ、意外と「欲しい！」と言ってくれた人がいたので、残っているのはこの2枚だけです。ラミネート加工を施しているので屋外で貼っても色褪せない剥がれない優れモノ・・

このタイポグラフィは見たことがないので、個人的にはもう少し評価されてもいいんじゃないかなと思っているのですが・・（笑）。