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こんな人はフリーランスになるのはまだ早い!その理由も説明します

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こんな人はフリーランスになるのはまだ早い!その理由も説明します

2024.08.20.

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僕は最近、facebookやinstagramを運営するmeta社が新しく立ち上げた「threads(スレッズ)」というテキスト共有アプリを閲覧・投稿することが多いです。

その理由としては、

  • Xと違って有料プランに入っていなくてもポストに文字制限がない(長文すぎるのは制限あり)
  • 広告がまだ全然表示されていないシンプルなタイムライン構造
  • インスタとの親和性が高く、プロフィールからインスタアカウントにすぐ移動できる
  • 同業フリーランスやデザイナーの方々の投稿が多い

などがあります。
それらのポストを見ていて、最近感じていることがあります。

フリーランスがいま、爆増している

threadsを見ていると、ここ最近フリーランスになる人がかなり多いと感じています。コロナ禍以降、「リモートワーク」という働き方が一般的になりました。会社に出社せずに自宅でオンライン環境を駆使して働く。この形態は会社員だけでなく、副業としても取り入れられはじめ、それを支援する企業やサービスもどんどん出てきました。

リモートワークでできる仕事を紹介するサービスもあれば、リモートワークするための技術をオンラインで学べるサービスや企業とのマッチングサービスまで出始めました。これは何かしらの理由があって自宅で働きたい人にとってはありがたいことですよね。

SNSはフリーランスだらけ

しかしその結果、フリーランスになる人が激増しています。

開業する理由はもちろん様々あるとは思いますが、とりあえずフリーランスになったものの仕事が無い、仕事のもらい方がわからない、ここからどうしよう?みたいな人が意外と多くて目につきます。そういった内容の投稿を見るたびに「この人はフリーランスになるのはまだ早いと思うけどなぁ・・」と思うことも増えてきました。

フリーランスは個人事業主なので、一人で案件の獲得から打ち合わせ、仕事、納品や請求、納税や確定申告まですべて一人でこなさなければいけません。その上で仕事が無くなれば終わりで何の保証もなく、完全に一人です。一人でお店をオープンするようなものです。

2019年に開業して6年目を迎えた僕ですら、数ヶ月先に常に不安を抱えて続けています。

今日のブログではあまり深く考えないでフリーランスになった、もしくはなろうとしている人たちに向けて「こんな人はまだフリーランスになるには早いですよリスト」を書いてみたいと思います。

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けっこう深刻な問題と化してきているように思うんですよね・・

index list

フリーランスにならないほうが良い人たちリスト

1. 実務経験がない・乏しい

まずひとつめ。
企業や制作会社での実務経験がない状態でフリーランスになる人です。これがけっこう多い・・僕からすると信じられません。

専門学校やスクール、職業訓練校でweb制作を学び、そのままフリーランスとして開業する若い人たち。最近では子育てで外に働きに出れない主婦の方も多いですね。ですが、実務経験がない状態でフリーランスになるのはかなり無謀です。

実際の制作現場はかなり変則的です

僕のときもそうでしたが、基本的に学校などで学べるweb制作内容は、おおよそ新規でのwebサイト制作のみです。

ですが、実際の現場は新規制作のほうが少ないんじゃないか?というくらい様々なケースで制作案件が発生します。例えば、webサイトが古くなってきたからリニューアルしたいといったケースや、いまあるwebサイトを残す形でこの機能も追加したい、これをしたいんだけど今のwebサイトを変えないままでできるのか?などなど・・。クライアントさまの悩み・要望や問題課題も千差万別です。

そういうイレギュラーな相談時にどういう対処方法を提案できるか?どこを問題点と把握できるか?のスキルは実務での経験が必要な部分でもあり、新規制作を学んだだけでは到底身につきません。

また、webサイトは制作して公開すれば完了ではありません。
公開後に何らかのトラブルが発生することもよくあります。クライアントさまからトラブルの連絡がきたらどうしますか?責任とれますか?

webサイトはつくれればいいというものではなく、制作することはあくまでスタートラインに立つことと同じです。その後の歩き方や走り方、軌道修正の仕方は実務を通してしっかり学んでおきましょう。

2. 自分のwebサイトがない

これも僕的に信じられないのですが、個人事業主なのに自分のwebサイトを持っていないフリーランス、実はめちゃくちゃ多いんです。

SNSでの発信には注力しているのに、その人のプロフィールを見てみると、webサイトへのリンクは貼っていない。この時点でその人の信用性は低くなります。SNSで興味を持ってもらったとして、やっぱりどんな人がやっているのかは気になるものです。その人の根っこの部分は実はSNSだけでは見えにくいんですよね。

SNSがこれだけ発展した昨今、SNSで情報を加工することも容易になり、むしろそれが当たり前になってきています。特にinstagramでは自分の実力以上に見せ方だけを良くしている人はかなり多い。子供だましのような発信をしている人もたくさんいます。

それが一般的に周知されはじめているからこそ、ごまかしの効かない自分のwebサイトを拠点として持っておくことはフリーランスとして有効です。持っていない人は開業する前にまず制作して、どこでもリンクを貼れる状態にしておきましょう。

できれば独自ドメインも取得する

あと、webサイトを用意したとして、SNSからリンクを貼る場合、URLがあらわになります。

そのURLが「どこかのサービスを使ってます感」満載のURLだったとしたら、webのリテラシー低い人なんだなと思われてしまう可能性もあります。なのでクライアントさまのwebサイトを制作するときと同じように、自分のwebサイトも独自ドメインを取得し、使用するようにしておきましょう。

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クライアントさまの前にまずは自分から!です。当たり前ですね。

3. 発信する場所がSNSのみ

これは先ほどの「自分のwebサイトがない」に通ずるものがあるのですが、文章や制作実績を発信する場所をSNS上でしか持っていない人です。

SNSだけで発信して集客しようとしているフリーランスデザイナー、それもう自分で答え出してませんか?
自分がSNSしかやっていないのに、なぜクライアントさまのwebサイトは制作しようとするのか、webでサイトへ集客しようとするのか・・個人的に理解に苦しみます。それならSNSでの投稿内容を制作してあげればいい。

webへの理解がある程度ある人なら、提供されているサービスに流行り廃りがあるのは理解しているはずです。

発信している場が無くなったときにどのような対処をするか、もしくは常日頃からリスクを回避しているか。その辺りも考えられていない人は、フリーランスになる前にwebのことをもっと知っておく必要がありますね。

4. 仕事を獲得する術がわからない

これは個人的に論外なのですが・・
「今日からフリーランスになりました!どうやって仕事をもらえるのかわからないので教えてください!」という方もいるのがフリーランス。

開業届さえ出せば簡単にフリーランスになれてしまう時代なので仕方ないことですが、あまりにもビジョンが無さすぎますし、仕事の獲得方法を人に聞いてしまっている時点で先が見えています。こういう人はバイトでもしながら、まずは副業としてフリーランス活動することをオススメします。

副業で隙間時間を利用しながら、案件の獲得方法を学び、実践しながら仕事を獲っていく。軌道に乗れば本業として本格的に活動。それがベストですね。

5. コネやツテがない

フリーランスとして開業してから案件を探すというのはかなり危険です。
できれば開業前から案件をくださるようなコネやツテを持っておいたほうがいいです。ないという人は開業する前に企業に入って実務経験を積みながらコネやツテを構築しておきましょう。

ですが、インハウスデザイナー経験しかない僕もコネなどあるほうではなかったです。
なので現在の状況把握と、フリーランスになったときをイメージし、開業前から案件をいただけるように自分のwebサイトをリニューアルして発信できる土台をつくり、SNSと並行して約1年ほど発信し続けていました。

その結果、副業でいただいた案件をこなしながら、飛行機が滑走路から飛び立つように開業することができました。ある意味想定内だったんです。

コネやツテはすぐに構築できるものではなく、長年の信頼関係がキモになってきます。
実務経験が必要な理由のひとつもこういうところなんですよね。

面識のない方からの依頼はハードルが高い

全く面識のない方や企業さまからの新規制作依頼なんてよほど突出した何かを持っていない限り、ほとんどこないと思ったほうがいいです。特にこれだけSNS上でフリーランスが増えたいま、依頼者もデザイナーを探すのが難しくなってきました。実際にほとんどのフリーランスが知人の紹介で案件を得ているのではないでしょうか?

僕の場合はぼちぼちご依頼をいただくこともありますが、やはりお仕事には繋がりにくいというのが本音です。面識がなく関係性が薄いので仕方ないと割り切ることはできるようなりましたが、それをアテにしすぎるとメンタルを保てなくなる可能性もあるので、できるだけ多くの知人を持っておいたがほうがいいでしょうね。

6. 税金、インボイス制度の知識がない

フリーランスは制作だけできればOKというわけではありません。
先ほども述べましたが制作以外にも事務作業や納税ももちろんすべて自分でやる必要があるので、税金に対しての知識ももちろん必須です(自分で書いてて個人事業主ってめっちゃ大変やなって思います 汗)。

所得税から住民税、個人事業税など支払うのもすべて自分。保険に加入しているなら保険料も年金も自分で支払わなければなりません。

加えて、昨年から開始されたインボイス制度は開業前に理解しておいたほうがいい制度です。過去に僕もインボイス制度のことを書いているので、よかったらそちらもご覧ください。

この制度によって消費税も納税する必要が出てきたので、フリーランスになる前に知っておいたほうがいいですね。

7. 自信がない

意外と多いのが、個人事業主になっているのに自分の仕事に対して自信がないという人。

よく考えてみてください。
例えばラーメン屋に入ったとして、その店の店主が「すいません、僕が作るラーメンあんまり自信がないんですが、それでもいいですか?」と言ってきたら・・。どうしますか?その店で食べようという気になりますか?

デザイナーならデザインはできて当たり前。それがフリーランスという個人でやる立場となるなら、よりプロとしてのスキルが求められます。会社で働くデザイナー以上に経験とスキルが本来必要なはずなんですよね。

自信の無さは間違いなくクライアントさまにも伝わりますし、デザインとしても現れます。そんな状態でフリーランスになるのは相手にも失礼です。

「これでフリーランスとしてもやっていける!」という自信がつくまで開業するのは控え、会社に入って実務経験を積みましょう。

8. 低価格でしか受注できない

先ほどの「自信がない」につながる理由ですが、フリーランスとして開業していても生活できないレベルの低価格で制作依頼を受けている人も多くいます。

低価格で受けている理由はいくつかあり、ひとつは自分が欲しいと思う金額を提示する自信やスキルがない、もしくは今後のために制作実績が欲しいなどです。

僕個人的には、自信がないならなぜフリーランスになるの?と思いますし、制作実績を充実させたいなら副業でやればいいと思いますし、遠慮して自分の生活が苦しくなっているのなら開業する意味がないので会社に入って働いた方がいいです。雇われているほうがよっぽど安定するし安心です。

それに、低価格から自分が欲しいと思う価格に金額を上げるということはかなり勇気のいることです。どこから上げるのですか?今まで低価格で受けていたクライアントさまはそれで納得できますか?頭を悩ませる原因にもなります。

フリーランスがいただく制作費は自分自身の生活費に直結します。
なので時には強気に出て、交渉するくらいの気持ちを持たないとやっていけません。低価格で受けなければいけない状況ならまずは会社に入って副業から始めましょう。

フリーランスになるのを焦らず、数年かけてしっかり準備しよう

今回は厳しいことも書いたと思いますが、「まだフリーランスにならないほうがいい人たち」を綴ってみました。基本的に僕は他の人がどんなことやろうが自由だと思っていますし、その意思を尊重したいと思っています。

ですが、このブログでは何度も言っていますが、フリーランスはどんな人であろうが一括りにされることが多く、あるフリーランスの仕事に対する姿勢やクオリティがフリーランス全体の印象や評価を下げてしまうことにも繋がるんです。キャリア云々の前に全員が同じ土俵に立たされる。それがフリーランスの実情なんですよね。

「フリーランス=安かろう悪かろう」なんてイメージを持たれるのは僕としてはすごく心外ですし、クライアントさまとしっかり向き合って日々身を削って制作させていただいている僕としては、納得いくものではありません。

にも関わらず思惑もなしにいきなりフリーランスになる人が増えてきている昨今・・。
僕は非常に危機感を感じています。

誰も守ってくれないフリーランスという立場になるからこそ、本当に自分はやっていけるのか?クライアントさまの要望に応え続けることはできるのか?を開業する前に何度も自問したほうがいいです。

自問して足りない部分は開業前に準備して、開業してから苦労しないようにイメージしておく。
フリーランスになるのなんてそれからでも全く遅くありません。

個人で何年もお仕事をいただき続けるなんて、本当に簡単じゃありませんから。

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フリーランスを取り巻く環境は厳しくなってきているので、しっかり見極めましょう。
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はじめましてBUROKIです。

ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)

制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

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