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webデザイン勉強中だけどその後何をすればいいのかわからないあなたへ
2021.07.02.
最近、webデザインの勉強をはじめた・または勉強中の方から「いまwebデザイナーになりたくて勉強しています。でもこの後何をしたらいいかわかりません。」といった相談をいただくことが増えてきました。
その度に回答させていただいていたのですが、同じような悩みを抱えている人が多いなという印象で、ボクに相談してくださるならまだしも、誰にも相談できずに悩んでいる人もたくさんいるのでは?と思ったので、今回はwebデザイン勉強中だけどその後何をすればいいのかわからない人たちに向けてブログを書いてみたいと思います。
※あくまでボクのいち意見なので参考程度にしてもらえたらうれしいです。
けっこうシビアな意見かもしれませんが、読んでみてください。
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このブログの目次
まずwebデザインを仕事にしたいのかを考える
根本的なところからになりますが、露頭に迷っている人は「なぜwebデザインを勉強しているのか?」をいま一度問う必要があると思います。
おそらく何かしらのきっかけがあって、webデザイナーになりたいと思ってwebデザインを学んでいるわけですから、仕事にしたい人が大半だと思います。でも何をすればいいのかわからない・・。という人は現時点で自分一人では先々のビジョンが見えていない、ということですね。
ビジョンが見えていない状態でフリーランスになるのはかなり危険です。足元が固まっていない状態で独り立ちしてしまうと、途中で心変わりしてしまうこともありえます。そうなると自分自身だけならまだしも、制作依頼をくださったクライアントさまにも迷惑がかかってしまいかねません。なので仕事にしたいという気持ちがあるなら、まずは会社に入ってデザイナーとして働いてみましょう。
仕事にしたいなら下積みを経験する
どう活動すればいいかわからない人もwebデザイナーになりたい人も、前述したとおり、まずは会社に入りましょう。
デザイン制作会社にデザイン見習いとして(おそらくアルバイトになるかと思いますが)入る、またはECサイトなどを運営している事業会社にweb制作スタッフとして働くことをおすすめします。
個人でやっていきたいから自分で実績を積んで・・という気持ちもわかりますし、ご本人がそれでいいなら肯定はしますが、それよりもまずは会社に入って実績を積んだほうがスピード感もあって学びの機会も個人でやるより格段に多いです。
デザイナーの仕事はものづくりなので、他の職人さんやお笑い芸人さんたちと同じく下積みがボクは必要だと思っていて、勉強したからといって一人前にデザインができるとは限りません。会社に入ってまずは「仕事として」バナー制作やページの修正などからはじめて経験を積んでいきましょう。それ自体が実績となっていきますし、実務経験は必ず先々に活きてきます。
それに、実務を通すことで自分はどんなデザイナーになりたいのか、どんなデザインが得意なのか、どのように活動していきたいのかが見えてきます。もしかしたら自分が本当にやりたいことではないのかもしれないし、デザイナーには向いていないと思うかもしれない・・。感じ方は人それぞれですから、そう思ってしまうこともあると思うんですよね。
なので本読んでわかって気になってないでまずは下積み!です。
勝算がない、見えていないなら個人でやるのは早い
下積みを重ねながらそれでも独立してやってみたいと思ったら、どうやって活動していくか、デザイナーとして独立して長くやっていくにはどうすればいいのかを考えていきます。
もちろん考えるだけでは意味がないので勤務時間外や休日の時間を利用して試行錯誤します。いわば独立のための準備に時間を割いていくというわけです。ボクの場合、デザイナーとして働きはじめて5年後にBUROKI designとしての個人プロジェクトを開始し、そこでいろんな経験を積みながら準備に準備を重ね、2018年にこのwebサイトをリニューアルしてコンテンツを作成・発信できる土台をつくり、2019年春に独立して開業しました。
デザインスキルだけならもっと早く独立することはできましたが、デザイナーであるならデザインはできて当たり前。それだけでは選ばれる理由にはならないので、技術以外のところで個人でやっていけるという自信をちゃんと持てたことが大きな理由です。いわば勝算が見えたんです。
やっていけるという自信がない人はフリーランスとしてやっていくにはまだ早いとボクは思います。独立したものの仕事がなくなって困っているという人をボクは多く知っています。個人でデザインの仕事をもらい続けるのははっきり言って至難の技です。
フリーランスになりたいなら本当にやれる自信があるのか、その根拠はどこにあるのか、何年かかってもいいと思うので自分の中で具体的になるまで煮詰めましょう。会社でデザイナーをやり続けるのももちろん立派な選択肢です。どこにも属さない個人事業主は、誰も助けてくれないし何の保証もありませんから・・。
「フリーランスで自由な働き方」に騙されてはいけない
長くなりましたが、ここまで何をやっていけばいいのかわからない人に向けての道筋を書いてきました。
ボク自身、フリーランスとして個人でやっていくイメージを持てたのには5年以上かかりました。ただデザインをできるようになるだけではなく、個人になるといろんな課題を持ったクライアントさまたちと基本的に一人で仕事するわけですから、その課題たちに柔軟に対応できるスキルを身につけておく必要もありますし、継続的に制作依頼をいただけるような入り口を自分らしい形で持っておかなければいけない。
副業でデザイナーとしてやっていくだけならデザインだけできればいいのかもしれませんが、個人事業主としてデザイナーでやっていくには、デザインだけできてもはっきり言って需要はありません。何度も言いますがデザイナーなのだからデザインはできて当たり前。それだけなく、デザインした後の提案やデザイン以外の問題に対しての提案力ももちろん必要になってきます。
最近は「フリーランス」という言葉や働き方が一般的に浸透してしまっていて、勉強してすぐにフリーランスになれる!と錯覚してしまう気持ちはわかります。インスタグラムなどには『フリーランスであなたらしく自由な働き方を見つけよう♪』みたいな投稿をしている人も多く見かけるようになりましたしね・・。
ただ、そういう投稿をしている人の多くは自己紹介欄に載せているwebサイトを見てみても制作実績を全く載せていなかったり、そもそもデザインの質が低かったり、本当に制作でフリーランスとしてやっていけているかも怪しい人が多いですし、初心者や情報弱者をターゲットにしたビジネスをしているだけなのかもしれません。その辺の見極めもプロのデザイナーになればできるようになります。
何をやるにしても大事なことは「先々のビジョンが見えているか」です。
しっかりと先を見据えてデザイナーとして頑張っていきましょう!
webデザイナーは結局は実力勝負。すべてはクライアントさまのためです。
はじめましてBUROKIです。
ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)
制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
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