【感謝】おかげさまでBUROKI designとして開業して2周年を迎えました

本日5月13日。
BUROKI designは開業2周年を迎えました。

開業する前からこのブログの更新は続けていたので、開業当時、開業1周年のこともブログに綴っています。

ある区切りで過去の考えや思いを目で見る形で振り返すことができるので、ブログは自分自身にとっても「やっていて損はないなぁ」と思います。

会社を辞めてフリーランスデザイナーとして開業して2年経った今、開業当時に思い描いていた1年目と2年目ではやっぱり相違がありました。今回のブログでは開業当時の未来予想を振り返りながら、現実とどう違ったのか、書いてみたいと思います。

開業する前の1年目の予想

2019年4月に会社を退職して5月に開業したボクは、今よりも無名フリーランスデザイナーでした（今もほぼ無名ですが）。

instagramで過去の制作実績の投稿は会社を退職する数年前から続けていて、たまにDMにて制作依頼はいただいていたものの、フリーランスとしてすぐに面識のない人や企業からの依頼だけで食べていけるとは思っていませんでした。

自分から交流会などに積極的に出向き、営業活動をしながら案件をとっていくことももちろん考えてはいましたが、「フリーランスとして開業する」ということをSNSなどに発信したとき、ある程度は元職場や元取引先から制作依頼がくるだろうとは思っていました。

ボクの個人的なイメージも入っていますが、やっぱり人は人の門出を祝います。結婚や出産、退職という新たな出発の投稿にはやっぱり多くの反応があるものです。ボクが独立するという知らせを聞いた人は、誰かしらボクに制作依頼をしてくれるだろうと予想はしていたんです。

すると、退職して間も無く元職場から制作依頼をいただきました。これは前述したように予想通りです。インハウスデザイナーとして同じ会社で長年制作を担ってきたボクがいなくなって、後任のデザイナーが入社していたとはいえ、すぐにデザインがまわるとは思っておらず、ボクにしかわからない部分はやっぱりあります。

なので開業してから3ヶ月ほどは前職からの制作依頼でスケジュールが埋まり、前職の取引先さまからの依頼や問い合わせもあったりして、門出を祝ってくださる身近な人たちのおかげで順調なスタートを切ることができました。

デザイナーの少ない環境で働いていたことが、開業しても仕事がないという状態を回避してくれたのだと思います。これはインハウスデザイナーの特権ですね。

予想外だったこともありました

元職場から依頼はくると思っていましたが、予想外のこともありました。
それはボクより先に退職していた元職場仲間からの制作依頼や連絡がたくさんきたことです。

ボクは人付き合いがそこまで得意ではないので、11年間同じ会社にいたものの、仲の良い職場仲間は数えるほどしかいませんでした。しかし、当時仲が良かったとは言い難い人たちからも連絡をもらえたんです。

当時はやっている仕事も違えば人間関係も違っていたのに、デザインという面では認めてもらえていて、ボクのことを思い出してくれて連絡してくれて制作依頼をしてくれて・・。予想していなかったことなので本当に嬉しかったんです。
そのときに「人とのつながりはやっぱり大事だな」と改めて認識させてもらいました。

そんなこともありながら1年目は半月後まで制作スケジュールが埋まるくらい順調でした。

開業する前の2年目の予想

そして2年目。
2年目くらいから周囲の人たちからの依頼は徐々に減っていくだろうという予想をしていました。

その予想を裏切ることなく、実際に元職場からの依頼は2020年以降ほとんどなくなりました（いただいたこともありましたがスケジュールが合わず断っていました）。だからこの2年目が本当の意味での「独り立ち」だと思っていたんです。

そう思っていたとき、誰しも予想外だったことが起こります・・コロナですね（笑）。今でこそちょっと慣れも出てきてはいますが、2020年はじめのコロナ騒動、一度目の緊急事態宣言は仕事に影響がありました。

2020年に想定していた制作案件がコロナの影響でなしになったんです。
店舗を運営されていたクライアントだったのでコロナの影響は仕方ありません。直近のスケジュールは埋まっていたものの、数ヶ月先まで埋まっていないとフリーランスは不安になります。

その数ヶ月先のスケジュールが白紙になって、しかもコロナでなかなか人に会えない状況・・これからどうしていこうか考えていた矢先、webサイトから面識のない方々からの問い合わせや制作依頼が増えてきました。

撒いてた種が実りはじめた

会社員だったころから独立することを考えはじめたとき、このBUROKI designのwebサイトをリニューアルすることを決めました。

ただwebサイトをつくり直すだけではなく、過去の制作実績や個人のこと、デザインに対する考え方などを定期的に更新できるサイト構造につくり替え、独立したときに自分への入り口を増やし、見つけてもらえるようにしようと思ったんです。

名も無いデザイナーが一人で案件を獲得し続けるのは簡単なことではありません。
だからこそボクにできることを最大限やることにしました。退職する前から現在も継続的にコンテンツをつくって発信し続けてきました。

webサイトへのアクセス数が増えるのと比例して問い合わせも増えてくるようになり、すべてではないですがその中から制作のお仕事につながることも増えてきました。はじめは面識がなかったものの信頼してくださり、現在も良い関係を築けているクライアントさまも増え、継続的に制作案件をいただくようになりました。

コロナ禍ではありますが、いつの間にか独り立ちができていました。
でも個人的にはこの流れは予想できていませんでした。厳密にいうと3年目くらいから新規制作案件が増えてくるだろうと予想していて、2年目はつながりからの案件は減り、営業活動を行うことで新規案件につなげていく年になると思っていたんです。

なのでこの流れになるのは予想より早かったです。いまだに営業活動をせずにスケジュールを埋めることができています。感謝しかありません。

そして3年目

今日からBUROKI designは3年目となります。
昨年は自分一人では対応できず、お断りした案件もたくさんあり、申し訳ない気持ちも大きかったです。

お断りしてしまうのは自分の対応力の低さが原因でもあります。
せっかくいただいた貴重な機会を自分の都合で無くさないよう、少しでも貢献させていただくための仕組みづくりをこの年の目標に掲げ、3年目も精進していきたいと思っています。

3年目のBUROKI designも、どうぞよろしくお願いいたします。