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フリーランスになって約1年半、特に今年は前職と一緒に仕事をする機会もほぼなくなり、今まで面識のなかった方々からの制作依頼でデザインをする機会が多く、昨年よりも「独り立ち」感が強くなりました。
今まで出会ったことのない方々から依頼をいただくことはすごく光栄なことで(ありがとうございます)、不思議な気持ちにもなりますが、コミュニケーションをとってデザインが完成したときは本当にめちゃくちゃ嬉しいです。
ですが、今まで出会ったことのない方々なわけですから、本当にいろんなクライアントさまから依頼をいただきます。失礼だなと感じることもありますし、なんとなく嫌な予感を感じることもあります。BUROKI designとして開業してから、その嫌な予感を感じるクライアントさまたちには「ある特徴」があることに気付きました。
今回のブログではボクの経験則もありますが「一緒に仕事をしたくなるクライアントさまの特徴」をテーマに書いてみたいと思います。
愛されクライアントになってください!
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このブログの目次
相手(人)を知った上で制作依頼をしてくれる
まずはファーストコンタクト。
制作依頼をいただいたメールの文章などでクライアントさまの良し悪しがある程度わかります。
例えば名乗らない、初めてなのに挨拶をしない、ボクは個人なのに「御社」と書いている使い回し感のある文章・・。自分の欲求ばかりでなくまず相手を知ろうとしていない雰囲気が伝わる依頼はデザイナーに限らず、一緒に仕事してみたいとは思わないですよね。
偉そうに「初めは挨拶してこい」と言っているわけではなく、社会人としての声のかけ方ってあると思うんですよ。フリーランスは個人なので、依頼してくださった人たちのことはちゃんと「人」として見ていますし、制作依頼一件一件に対してちゃんと向き合いたいと思っています。
ボクの経験上、依頼の段階がちゃんとしているとやりとりも丁寧なものなりますし、出来上がるデザインや今後の人間関係も良いものが構築されていきます。デザインをつくっていく上でコミュニケーションはすごく大切なので、お互いにリスペクトする気持ちや程よい距離感は心がけていきたいです。初めがダメなら制作物もすべてダメです。
せめて初めくらいはちゃんと挨拶できる・・仕事に限らず大事なことですよね。
制作料金をちゃんとお支払いしてくれる
当然ですが、デザインを依頼してくださる人がいて、その人の要望に最大限応える形でデザインし、デザインしたものをクライアントさまに納品する。立派な仕事です。
仕事なのでもちろん費用が発生します。
ボクは今までまだ経験したことがないのですが、クライアントさまとフリーランス間のトラブルとして意外と多いのがこのデザイン費用のやりとり。
人によっては費用を支払わない、期限を過ぎても納得できず渋っている、納品後連絡が取れなくなるといったこともあるみたいです。本当に信じられない話ですが、本当にいろんな人がいらっしゃいますから、ボク自身もこれから経験する可能性はゼロではありません。
このようなトラブルを未然に防ぐのがデザイン契約書
誰でもそうだと思いますが、できればお金のことでもめたくはありませんよね。仕事として発生した費用をお支払いいただく・・この当たり前のことをちゃんとしてくださるクライアントさまと良い関係を築いていきたいと思ってはいますが、思っているからこそ、信じているからこそ契約書はやはり必要です。
契約書の内容は様々ですが、お互い不利にならないような内容で制作の前にちゃんと交わし、納得した上で制作を開始する・・気持ちよく制作していくためにも必須だと思います。ちゃんとしたルールの上でリスペクトしあえる関係になっていきたいですね。
共有・確認などのレスポンスが速い
デザインには進捗報告や細かな質問、確認作業など制作を進めるためのコミュニケーションは必要不可欠です。確認などの返信やレスポンスが遅いと制作スピードが鈍りますし、他の案件の制作スケジュールにも影響が出てきます。
時間は有限です。そしてフリーランスは会社員と違いデザインすることではなく、デザインを納品してはじめて報酬を得ることができ、その報酬が生活費になります。なのでスケジュールが狂えば狂うほど生活そのものに影響が出てきます。
クライアントさま側でも期間を決めて、集中して制作に関われるスケジュールを決めておくとスムーズだと思いますし、そういう責任ある行動をとってくださるクライアントはデザイナーからも愛されると思います。
クライアントさま側も人となりを見せてくれる
ボクはこのwebサイト上で制作実績だけでなく、ボクという人間を知ってもらうためや、依頼してくださった方々と「人と人」として向き合って制作したいと思っているので日々発信を続けています。
だからこそ、デザインだけにフォーカスした事務的なやりとりだけでなく、クライアントさまの人となりを感じる部分にグッときますし、その人のために頑張ろうと思えます。
クライアントさまの人間性を知ったからこそ生まれてくるクリエイティブやアイデアもあります。なのでもちろん仕事は全力ですが、程よい距離感を保ちながら時にはプライベートな会話も挟むといった具合にコミュニケーションをとれる関係になれたらベストです。
意外と雑談や無駄話もバカにはできません。どんどん人間臭さも出していきましょう。
いい意味でボクのデザインを信頼してくれる
依頼してくださるクライアントさまはデザインに対して理解がある人もいれば、まったく知らない人など様々です。
わからないので全てお任せします!自由につくってください!という方もいらっしゃるのですが、それでは良いデザインはできません。制作させていただくデザインはボクのものではないので、ボクだけの考えだけで制作するということはできないんです。
デザインを依頼するということは、クライアントさま自身もデザインに向き合っていただかなくてはなりません。
- なぜデザインが必要なのか
- その事業に対してどんな思いを持っているのか
- どんなデザインがほしいのか
- どんなデザインを良いと思うのか
などなど、あらかじめコミュニケーションを取りながら決めていかないといけないことがあります。その上でどんなデザインをつくるかをボクに任せてくれる・・難しいとは思いますが、良いデザインをつくるためにはクライアントさまの要望と信頼感とのバランスがとても大切です。このバランスと距離感を理解されている人はどのデザイナーにとっても良いクライアントと思われると思います。
デザイナーを「頼る」でもなくデザイナーを「使う」でもなく、デザイナーと「共につくる」という感覚。この感覚を持つとデザイナーは全力で応えてくれるはずです。
デザインを知らなくても大事なのは人として当たり前のこと
今回はここに書いたことはすべて、社会人として「当たり前」のことだと思います。デザインのことを無知でも全く問題ではなく、無知であることを隠さずデザインや人にしっかりと向き合うことだと思います。
デザイナーも人間です。
文章から感じとることもできますし、失礼な態度をとられると普通に傷つきます(笑)。「この人と仕事したくないな・・うまくいかなそうだな・・」と思うことだってあります。そう思われないために・・読んでいただきたいです。
デザインを依頼しようと思っている人に少しでも参考になれば幸いです。
クライアントさまと良い関係を築いていきたいとデザイナーは思っています。
はじめましてBUROKIです。
ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)
制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
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