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何年やってても思う、ロゴをデザインすることの難しさ。

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何年やってても思う、ロゴをデザインすることの難しさ。

2020.11.26.

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普段はwebサイト制作を主な業務としているボクですが、たまにロゴデザインのご依頼をいただくこともあります。

ロゴの制作自体は前職のベンチャー企業にいた頃からぼちぼち制作してきたので、ある程度経験も実績もあって自分なりの制作フローも確立してきたつもりですが、それでいてもやはりロゴデザインは難しいと思わされます。

ロゴはクライアントさまの事業の顔になるものであり、一番はじめに見られるものです。なので他のロゴと似ることはあっても全く同じものはひとつとない制作物なんですよね。人間の顔と同じようにすべてのロゴにオリジナリティがなければいけません。その独自性をひとつのオブジェクトとしていかに表現するか・・ロゴを制作することはデザイナーを何年やっていても難しいと感じます。ごまかしがきかない一番難易度が高いクリエイティブです。

今回はロゴの制作をできるだけスムーズに進めるために、実際に自分の体験から得たものを自分への反省と自戒の意を込めて書いておきたいのでブログにしてみます。

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ロゴ制作のリアルを書き綴ってみます。

依頼する側はイメージを持っていないことの方が多い

前述したようにボクなりのロゴ制作フローを確立しているので、基本的にはそのフローに沿ってロゴ制作をすることが多いのですが、クライアントさまによってはそのフローに当てはまらないことがあります。

それはどういうクライアントさまの場合が多いのかというと、

  • 事業のコンセプトが定まっていない
  • ロゴデザインの方向性が決まらない(または決められない)
  • 良いと思うデザインがわからない

など、ロゴをつくるに必要な手がかりがまだ曖昧な場合です。
この状態で制作工程に入ると良いロゴをつくることが困難なので、何とかクライアントさまから引き出そうとコミュニケーションをとり続けるのですが、それでもあまり明確にならないケースもあります(ボクの聞き方が悪いのかもしれませんが・・ 汗)。

それでもコミュニケーションをとり続けると、それなりに制作に必要なキーワードが洗い出されてくるのですが、そこには純度があってデザインに結びつきにくいこともよくあります。

コミュニケーションにいつまでも時間を割けるわけではなく、予算や時間にはどうしても制限があるので、ここでやむを得ず制作工程に入っていくことになるケースも少なくありません。その場合どういったことが起こるか・・まずはクライアントさまのストライクゾーンを探す作業が必要になります。ボクはフリーランスになってからロゴ制作時に何回かこのケースに陥ってしまいました(ただただ反省・・)。

ストライクが入るまでボールを投げ続けないといけない

制作に入る前のコミュニケーションやヒアリングの段階でクライアントさまのストライクゾーンが見つかることがベストなのですが、そうでない場合はいくつか違うデザインテイストを形にしながら方向性を模索していきます。

ひとつの方向性を示すだけではクライアントさま側も判断ができないので、数種類のデザインを用意する必要があり、クライアントさまの感性に訴えかけながらの制作になるのでロゴ制作としてはかなりの時間を要します。暗闇のなかでキャッチャーがどこにいるのかわからずにボールを投げるようなものですね(さっきから野球で例えてますが)。ハッキリいってかなり効率が悪いです。

どんなケースであれ、実際にロゴを形にする工程の前に、ある程度デザインの方向性を決めておく必要があります。当たり前のことのように思うのですが、実際に制作する現場では、本当に様々なタイプのクライアントさまと制作していくことになるので、スムーズにいかない場合も多いのです。

「○○感」をいかに形にできるか

クライアントさまがどんなデザインを求めているのか、時間をかけても具体的にわからない場合でもヒアリングなどのコミュニケーションによって「○○感」、といったキーワードは導き出すことができます。

例えば「レトロ感」というキーワードではどんなデザインを思い浮かべるか?「レトロ感」とクライアントさまの事業との結びつきのなかでどんなロゴを表現できるか?「レトロ感」以外にも「未来感」、「ビジネス感」、「エレガント感」などいろいろありますね。ヒアリングのなかで出てくるこの「○○感」をどのように形に落とし込めるかの引き出しが重要になってきます。

そしてこの「○○感」を落とし込んだロゴをつくれるようになると、デザインをより具体的に説明できるようになります。

説明できるデザインには納得感が生まれる

感性に訴えかけるロゴ制作に重点を置きすぎると、「かっこいいもの」「おしゃれなもの」「かわいいもの」「シンプルなもの」といった感じで表面的な出来栄えにこだわってしまうことになり、ロゴの外観デザインでクライアントさまの想像を超えないといけないというかなりハードルが高い制作になってしまい、本質とはかけ離れたところで制作をすることになってしまう可能性もありますが、説明できるデザインの場合どうなるでしょうか。

ロゴを提示しつつ、クライアントさまの事業の本質からデザインとして形になるまでの過程を筋道立てて説明する・・。そうすることでロゴの見え方も変わってきます。

明確な意図は外観の良し悪しを超える

しっかりと説明できるロゴは奥深いロゴという印象を与えることができ、「なるほど!」という納得感を持ってもらえます。そのためにもどんな内容のコミュニケーションからでも説明できる形で制作できる・・ロゴをデザインするならそんなスキルが必要だと思います。

ボク自身間違えてしまうこともありますが、デザイナーとして、これからもそんなロゴをつくっていきたいと思っています。

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ロゴをつくることは難しいですが、納品できたときのやりがいも格別です!
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はじめましてBUROKIです。

ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)

制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

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