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大阪万博のロゴからの発展を見て空前と偶然の大ヒット商品を思い出す

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大阪万博のロゴからの発展を見て空前と偶然の大ヒット商品を思い出す

2020.08.31.

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先日、2025年に開催される大阪万博のロゴデザインが正式に決定しましたね。その前に5つのロゴデザイン候補が発表されていて、その中から選ばれたこちらのロゴ。

大阪万博のロゴデザイン
大阪万博のロゴデザインはこのロゴに正式決定

デザイン的にどうなのか?デザイナーならいろいろと思うところがあるのはもちろんですが、それはあくまで「ロゴデザイン」に対しての話。今の時代はSNSで情報が拡散されることが通常ですから、ロゴデザインの良し悪しに対しての意見だけでない部分が話題になることが大いにあるんです。

ドーナツの「ポンデリング」に似てると話題に

大阪万博のロゴが世間に公開され、twitterなどのSNSでは広く拡散され、早くも話題になりました。

「ポンデリングに似てる」、「クリーチャーみたい」、「気持ち悪い」、「なぜこれにした・・」など、デザイナー以外のいろんな人たちから様々な意見が飛び交いましたが、その多くがロゴデザインに対する専門的な意見ではなく、ロゴの形や外観に関することだったというのが面白い。

ロゴマークがミスドで販売されているドーナツ「ポンデリング」に似ていることからコラボイラストを描く人が出てきたり、「いのちの輝きくん」というキャラクターにしてパロディする人が出てきたり・・。

デザインに賛否両論はもはやつきものですが、このように誰でもロゴを用いてパロディができる再現性の高さや、大阪といえばお笑いというユニークさや「なんやこれ?」と思わずツッコんでしまいそうな要素を含んだデザインなのもある意味「大阪らしい」。候補の中では明らかに異彩を放っていながらもシンプルでインパクトのあるこのロゴは、ボク個人的には良い選択なんじゃないかなと思いました。

今の時代、デザインのクオリティだけで勝負することは真っ当なようで話題性に欠ける部分があり、面白味に欠けるからこそ揚げ足をとられるような事態が起こってしまったりするので、ある意味今の時代にマッチしたロゴデザインなのかなと思いますね。

実はボクも以前同じような経験をしています

もしかしたら大阪万博のロゴは、こういうパロディが起こることさえ予想した上でこのデザインを採用したのかもしれないですが(それも想定内ならすごいことですね)、ボク自身も偶然ではありますが、予想外の展開をSNS上で招いたことがあります。

それはボクが前職にいたときの2014年に発売したオリジナル工具箱「cotetsu.(コテツ)」です。

オリジナル工具箱cotetsu
発売当時のオリジナル工具箱「cotetsu.」。懐かしい。

今でこそ珍しくないですが、当時はこういうカラフルな工具箱って少なかったんです。昔ながらの山型の工具箱を、若い世代や女性にも使ってもらえることを想定してポップなカラーバリエーションを展開し、サイズも従来の工具箱よりも小さめにして今までになかった工具箱として制作。

「鉄製の小さな工具箱」という意味合いを込めて名付けられたcotetsu.(コテツ)。名前は前職の社長が付けましたが、ロゴや写真撮影、販売用のLP(ランディングページ)などの制作はすべて当時のボクが担当しました。

そして2014年の4月(くらいだったと思います)・・いよいよ販売開始。当時スタッフで運営していた公式twitterでcotetsu.販売のお知らせを画像付きでツイートしたんです。当時の写真やツイートなどはもう残っていないのが残念ですが・・。

そしたら、なぜか拡散されはじめたんです。

twitterで拡散されはじめた理由を追う

ツイートしてから数分後、全然知らない人たちがリツイートやいいねをしてくれるようになり、その数がどんどん増えていきました。

はじめはcotetsu.のかわいくてポップな見た目を気に入ってくれた人が拡散してくれてるんだと思っていたら、どうやらそういうわけではなさそうだったんです。中にはコメントを書けるリツイートで(引用リツイートというやつです)、「コテツとな!?」と書いている人がいたりして・・。

なぜ拡散したのか聞いてみた

リツイートしてくれている人たちのツイートを見ていると、工具箱を欲しがっているような感じがあんまりせず、でも何かしらの要素で反応している・・なんだろう?いろいろ調べてもわからなかったので、拡散してくれた一人の人にリプライ(コメントのようなもの)で聞いてみたんです。

「リツイートしてくださってありがとうございます。教えていただきたいのですが、なぜリツイートされたのでしょうか?こちらの工具箱に何か気になるところがありましたか?」みたいな感じの文章だったと思います・・(笑)。

そしたら、そのリプライがさらに拡散されまして(笑)、拡散がさらに広まってきたところで、cotetsu.が売れはじめました。3分に1個ペースで売れはじめたものだからちょっとしたパニックに。

そんな中、拡散された原因を突き止めることができたんです。

理由は当時人気だったアニメ「TIGER&BUNNY」にあった

twitter経由でcotetsu.が売れ続ける中、めげずに拡散の原因を探っていたところ、「TIGER&BUNNY(タイガーアンドバニー、略してタイバニ)」というアニメにヒントがあることが発覚。

タイバニのことを調べてみると、主人公の名前が「虎徹(コテツ)」というんですね。その虎徹はヒーローに変身するのですが、その変身時のボディのカラーがグリーンなんです。他のキャラクターにピンクもいたそうです。

cotetsu.は発売当時5色展開をしていて、ホワイト、ブラック、グリーン、ピンク、オレンジだったのですが、それぞれに「cotetsuホワイト」、「cotetsuグリーン」といった風にオリジナルのカラー名を付けていたんですね。この「cotetsuグリーン」と「cotetsuピンク」がアニメのタイバニに出てくるキャラクターとリンクしているということが拡散される原因だったようです。

しかし当時、タイバニのことは社内の人間誰一人知らなかった

さらなる拡散を生んだ要因としては、まったく狙っていなかったという点でしょう。

タイバニとリンクしている部分は多々あるのに前職のスタッフは誰一人としてタイバニのことを知らず、100%偶然でリンクさせた。コテツというネーミングもグリーンやピンクのカラーリングも全部偶然だったんです。それをtwitter利用者に面白がってもらえた結果がcotetsu.の大ヒットにつながりました。こういう売れ方もあるんだなと非常に勉強になった出来事でした。

twitterでバズると、コンテンツをつくってくれる人が出てくる

そしてもうひとつ、今回の大阪万博のロゴと同じく、ツイートを見た人が勝手にコンテンツを作ってくれたんですよね。

大阪万博のロゴではロゴマークを「いのちの輝きくん」というキャラクターにし、イラストを描いたりぬいぐるみをつくったりした人が出てきて、それがまた拡散される。制作者の意図しないところで一般人たちがどんどん面白がってオリジナリティのあるコンテンツを作ってくれるんです。これがSNS時代の面白いところですね。

一般の人たちがつくったパロディデザインたち
こんな風に、どんどん皆楽しんでくれる

cotetsu.の時も工具箱バージョンのヒーローを描いてくれる人が出てきたり、タイバニの虎徹とコラボさせて写真をツイートする人が出てきたり・・。「工具箱を使う」という当たり前の使い方以外にもこういう商品の楽しみ方もあるんだなと関心させられました。日本人の発想力はクリエイターでなくても尋常じゃないです(笑)。

もはやデザインのクオリティだけで勝負する時代ではない

大阪万博のロゴのSNSの拡がり方を見て、cotetsu.のことを思い出しました。見るだけでなく皆が楽しんでくれるデザイン・・いいですよね。

そう思うと同時に、今はガッチリ完成品といった感じのデザインではなく、いやもちろん完成品なのですが、「スキのあるデザイン」こそが求められている時代なのかもしれません。特にこういう一般公募するようなロゴはある程度ツッコミどころのあるデザインであったほうが一般人がコンテンツをつくりやすく、巻き込める。

デザイナーとクライアント以外の人たちも巻き込んでいけるデザイン・・ボクも心がけたいと思います。

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はじめましてBUROKIです。

ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)

制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

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