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見る人との距離を一気に縮められる!パロディデザインの大原則

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見る人との距離を一気に縮められる!パロディデザインの大原則

2023.02.02.

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ブログの題材として取り上げていたようで取り上げていなかったのですが、ボクは昔からパロディデザインを得意としていて、会社員時代を含めると過去にいろんなパロディデザインを制作してきました。公開できないものもあるのですが、公開できるものは制作実績にて紹介しているので、パロディデザインの制作実績一覧ページは下記のリンクよりご覧ください。

一見使い道が無さそうに見えるパロディで制作したデザイン。

それらのデザインから制作のご依頼をいただくこともあるので、パロディデザインは意外と軽視できません。デザイナーをやっていると、何かのタイミングでパロディ制作する機会もあるかと思います。なので今回のブログでは、ボクが個人的に気をつけている「パロディデザインするときの大原則」を書いてみたいと思います。

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パロディデザインの心得的な部分を書きます。

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このブログの目次

パロディデザインの大原則その1. 元ネタはわかりやすいものにする

大原則のひとつめは、「元ネタがわかること」。
当たり前ですがパロディデザインにおいて元ネタの認知度はとても重要です。

何をパロディしているのかが見る人に伝わらないと、そもそもパロディデザインが成立しませんよね。元ネタがマニアックな場合や知名度が低いものをパロディすると、そもそもパロディだと思ってもらえない可能性があります。

例えばコカコーラのロゴをパロディするならあの筆記体のフォントはちゃんと、もしくはそれに似たフォントを使用する。パロディの場合、あまりオリジナル色を出しすぎないことがポイントです。

パロディデザインの大原則その2. カラーはそのまま使用する

ふたつめは「カラーを変えないこと」。
色の持つ力は思っている以上に強いです。例えばボクが以前制作したブックオフさんのパロディロゴ「ブロキオフ」のロゴがこちらです。

ブックオフのパロディロゴデザイン
ブックオフのパロディロゴデザイン

このパロディロゴもブックオフさんのロゴのカラーそのままを使用してますが、このカラーリングだけで「あ、ブックオフだな」とわかるんですよね。

ブックオフのカラーは?と聞かれても答えられないし、これを見る前まではブックオフのロゴのカラーって誰もが思い出せなかったりするのですが、見た瞬間に記憶の中から引っ張り出すように認識する。多分頭の片隅にずっとあって、それが引き出されるんでしょうね。なのでカラーは本家のものを使うようにしたほうがいいと思います。

パロディデザインの大原則その3. 改変しすぎない

大原則のみっつめは「元ネタを改変しすぎないこと」。

ひとつめとやや被ってしまうところはありますが、パロディであることを伝えるのが大事ですから、どこまでパロディをするか?のバランスがとても重要です。例えば、以前制作させていただいた牛乳石鹸のパッケージのパロディデザイン年賀状を見てみましょう。

牛乳石鹸のパッケージのパロディデザイン
牛乳石鹸のパッケージのパロディデザイン

既存の牛乳石鹸のパッケージからカラー、フォント、牛のディティール、などのデザイン要素を分析し、同じものもしくはオリジナルに近いものを素材として集めていきます。そしてベースが出揃ったところで、先ほどの「どこまでパロディするか?」を考えるフェーズに移ります。

この年賀状の場合はパッケージに近いデザインをまずは制作し、フォントは近いものを使用しながら文字はすべてクライアントさまの情報に書き換え、特徴的な牛の体の背景にはクライアント様の業態である木目を入れ、模様を「WOOD AND LASER」と文字風にデザインしました。

このデザインが牛乳石鹸のパッケージのパロディであることは伝わると思います。
実際にクライアントさまやinstagramに作品を投稿した際にはたくさんの高評価をいただきました。ただ、個人的にはこのパロディデザインは少しやりすぎたかな?という印象を持っています。

もしかしたら牛の模様はそのままでもよかったかもしれない。オリジナルが持つ雰囲気を壊すことはパロディ的に良くないことなので、どこまでやるのか、どこまでやることがクライアントさまにとっての満足につながるのか・・。

それはパロディするネタによって違いますし、改変するバランスの比率も違います。
それくらいパロディ要素のバランスは重要です。

正解のない分野ではありますが、ちょうどいいバランスを探しながらパロディ制作していきましょう。

パロディデザインの大原則その4. ツッコミどころを残す

そして最後の大原則は「ツッコミどころを残すこと」。

パロディは所詮パロディで、ネタである要素を多大に含んでいます。なので見た人が「いやいや、これ●●やん!」と思わずツッコミたくなるような余白を少しでも残しておくと、よりデザインを楽しんでもらえます。きっちりつくるところはきっちりつくって、ゆるさもちゃんと出す。パロディによってはそれが大事ですね。

例として、完全に趣味で制作したパロディデザインを挙げてみます。

[ re: ] project「もう一度」のパロディデザイン
全部お前かい!とツッコミたくなるパロディ(笑)

これはコロナ禍に突入したときにONE OK ROCKのボーカル・takaさんを中心に同年代が集って結成された「[ re: ] project」というユニット?のオリジナル曲のサムネイル画像のパロディなのですが、写っているのは全員ボクなんです。

オリジナル画像の各メンバーの表情に似せて、自分で撮影し、パロディデザインをつくりました。こんな風に「いや全員お前なんかい!」と思わずツッコんでしまいそうなパロディデザインもアリだと思います。

ただ、少しマニアックすぎたのか、周囲の評判自体は「?」という感じでしたが・・(笑)。

パロディデザインを制作することのメリット

今回はパロディデザインをするときに気をつけたい基本的な部分を大原則として書いてみました。

こんな風にパロディで何かをつくることは自分自身楽しいし、クライアントさまはもちろん、見てくれた人を楽しませられる可能性もあります。そして元ネタのデザイン要素を自分なりに分析・分解して制作することで、デザイナーとしてのスキルアップにもつながります。人によっては無駄なことに見えても、無駄から得られるものは必ずある。ボクはずっとそう思っています。

ボク自身もですが、いつまでもデザインを楽しむことを忘れないでいきましょう。

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思えば会社員時代はずっと無駄なことしてたなぁ・・。
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はじめましてBUROKIです。

ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)

制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。

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