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webデザイナーになりたいなら最低限おさえておきたい8つのスキルたち
2020.06.14.
先日、ボクのインスタグラムのDMよりこんな質問をいただきました。
「今からwebデザインを勉強しようと思っているのですが、storesやbaseなど、無料でwebサイトやECサイトをつくれるツールがあるのにこれから仕事として成立させられるのか不安です。これからwebデザインはどうなっていくと思いますか?」といった質問内容でした。
無料の制作ツールは今後も増えるし、つくる一般人も増える
この質問に対してボクなりの返信をしたのですが、確かに無料でwebサイトをつくれたりデザインできたりするツールは増えてきています。でもそれはwebデザインに限ったことではないですよね。カメラだってそうですし、イラストや料理だって同じ。お金を払って人に頼まなくても自分でやることはできる分野の仕事なんてたくさんあります。そういう意味ではweb関係はちょっと遅かったくらいですよね。
ボク自身はwebデザイナーでない人たちがwebに興味を持って、無料のツールなどを使ってwebサイトづくりをすることは賛成です。webのことを全然知らない人とwebに関する仕事をするより、webのことを知ってくれている人と仕事するほうが何事においてもスムーズだからです。
そしてもうひとつ、webサイトづくりは複数の仕事とスキルで成り立っています。webサイトのデザインはもちろんですが、ページをつくるためのコーディング作業であったり、webサイトに画像を表示させたいなら画像の編集・デザインも必要になりますし、サイトを改修したいなら改修するためのスキルも必要になります。
今回のブログでは、webサイトづくりにまつわる最低限のスキルや知識を8つ書き出してみたので、それぞれ解説していきたいと思います。
webデザインをこれからはじめたい人、ぜひ見てみてください。
1. webデザイン
webデザイナーになるのですから、webサイトやwebページのデザインスキルは必須ですね。
最近ではいろんな大きさのモニターでの表示に対応できるようにPCをはじめ、タブレット、スマートフォンなどそれぞれのモニターサイズに応じたレスポンシブデザインのスキルが必要になります。必要というか必須ですね。
webデザインにはトレンドがあって、毎年違うトレンドが話題になります。最先端のデザイン情報を掴みつつ、カラーやフォントに対する知識もあわせて必要になると思います。どんなサイト制作にも対応できるように、webデザインギャラリーサイトを見て回って、業態別のwebデザインのテイストの違いや構造をインプットしていきましょう。
2. コーディング
webデザインスキルがある程度ついてきたら、次はwebページを構築するためのコーディングスキルを身につけます。webサイトはデザインするだけでなく、webサイトとして構築しないとネットに公開することができません。webページをつくり、そのページの集合体をwebサイトとして構築することでネットに公開することができます。そのためにもコーディングスキルが必要です。

まずはwebページの基本的な構造をつくっていくためのマークアップ言語「html」を勉強し、次にwebページを装飾するための言語「css」を覚えます。このふたつの言語で基本的なwebページは成り立っています。
webデザイナーによってはコーディングは専門分野外だという人もいると思いますが、htmlやcssくらいの基本的な言語に対してのコーディングはできておいたほうがいいです。まずはネットに公開せず、自分のローカル環境でwebページをどんどん制作してアウトプットしていきましょう。
3. グラフィックデザイン
webサイトをつくる上で、欠かせないデザインスキルはwebデザインスキルだけではありません。
案件によってはロゴをデザインする必要が出てきたり、TOPページのメインビジュアル部分をデザインする必要が出てきたりします。その場合に必要になるデザインスキルはwebデザインというよりはグラフィックデザインのスキルになります。

よく混同して考えている人を見かけますが、webデザインとグラフィックデザインははっきり言って別物です。ボクはwebデザインから学びはじめましたが、ロゴやチラシなどを制作するグラフィックデザインは当初はあまり得意ではなく、経験を積むことにより徐々にスキルを磨いてきました。
グラフィックデザインを学べばwebデザインがより活きる
今でこそwebは一般的になりましたが、歴史はまだ30年くらいしかありません。
しかし、チラシやロゴ、紙媒体などのグラフィックデザインの歴史はwebよりも断然長く、デザインの基礎が詰まっているといっても過言ではありません。グラフィックを学べば学ぶほどwebデザインに取り入れることができるし、デザインスキルも磨かれていきます。
webデザインだけができるようになったからといってロゴデザインができるようになるわけではないので、webサイトに使われている各分野のデザインについて学ぶ必要があると思います。
4. wordpress
元々ブログツールとして誕生した「wordpress(ワードプレス)」。

その利便性と拡張性の高さでwebサイト制作としても応用されるようになり、今やwebサイト制作になくてはならない存在になりました。ボクもwebサイトをつくるとき、よほどのことがない限り(クライアントさまからの指定がない限り)wordpressを用いてwebサイトをつくっています。webサイトの中にブログも組み込みやすいですしね。
wordpressを利用してwebサイト制作をする場合、phpというプログラム言語や、wordpressならではの構造、プラグインの導入など、勉強しないといけない分野が広がりますが、その分サイト制作自体はかなりスムーズになります。
今はサーバーをレンタルするときに簡単にwordpressをインストールできるようになっているので、まずは自分のwebサイトをwordpressで構築し、制作フローに慣れておきましょう。
5. プログラミング
webサイトをある程度つくれるようになってくると、「ページにもっと動きをつけたい、写真のスライドショーを設置したい、ひとつのコードで複数のページを出力したい」などという考えが出てきます。そのアイデアを実装するためにはプログラミングスキルが必要になってきます。
webサイトに使われているプログラム言語は、javascriptをはじめPHP、Ruby、Python・・などいろいろあり、用途によって使われている言語は異なります。
webデザイナーがプログラミングもできるようになればかなり有利!
長年やってきたからこそいえることですが、webデザイナーは基本的にプログラミングが苦手で、実装できるデザイナーはかなり少ないです(ボクも実装はほとんどできません・・)。
かなり少ない分、需要は確かにあります。デザインができてプログラミングもできる人材を目指すことはかなり有効で、「鬼に金棒」といえると思います。日本の場合そもそもプログラマー人口自体が少ないのです。webに関わる仕事がしたいなら、プログラマーを目指すことのほうがもしかしたら将来的にも有意義なのかもしれないです。
6. SEO
webサイトを制作し、インターネットに公開する・・ここで一旦はひと区切りにはなりますが、ようやくスタート地点に立ったという感じ。webサイトにとって大事なのはここからです。
webサイトを公開したからにはいろんな人に訪問してもらわなければいけません。人に来てもらう方法はいくつかあって、
- google検索結果ページの上位に表示されるようにする
- web上に広告を出す(有料)
- 紙の制作物にサイトのURLやQRコードと載せる
- SNSで発信し続ける
- 他のサイトから自分のサイトへのリンクを貼ってもらう
などがありますが、その中のひとつの「google検索結果ページの上位に表示されるようにする」という項目、これがSEOです。
ちなみにボクはSEO業者ではないので専門的なSEO対策はしていないですが、基本的なところだけは気をつけています。気になる人は下記のブログを読んでみてください。
7. アクセス解析
先ほどのSEOとセットで覚えてもらいたいのがこのアクセス解析。現在webサイトに何人訪れているか、またはどのページがどれだけ見られているか?目標としていることに対して、どれだけの成果が得られているか、または思うような数値を得られているか・・などをアクセス解析から把握することができます。
一般的に、webサイトを公開する前にアクセス解析ツールの代表格である「googleアナリティクス」のトラッキングコード(データを取得するコードのこと)を各ページに挿入し、すべてのwebページからアクセスデータを取得できるようにしておきます。コードを挿れないともちろんアクセスデータを取得することができませんので注意してください。
加えて、アクセス解析はほとんどのクライアントさまにはなじみのないことなので、webに関わっている人間だからこそより深く知っておき、クライアントさまに教えてあげることも必要になると思います。なのでwebデザイナーなら制作だけでなくアクセス解析のこともちゃんと知っておきましょう。
8. web広告
アクセスデータを基にしたSEO対策でwebサイトへの訪問数を増やす・・まっとうなやり方ですが、即効性があるかといわれると難しく、長い目で時間をかけてwebサイトを育て続けていかなければいけません。一方でとにかく早く集客したい!という場合は、有料にはなりますがネット上に広告を出すことが有効です。
web広告といわれてもピンとこない人もいると思うので説明します。
ひとつはgoogleやyahoo!で検索した場合、検索結果ページの上部や右側に表示される「リスティング広告」、もうひとつはyahoo!のTOPページを開くと右上に表示されている画像のような「ディスプレイ広告」があります。
それぞれ運用方法があって、広告を出稿しつつデータを見ながら最適化を進めていく必要があります。webデザインに関わる者として抑えておきたいスキルだと思います。
webサイトは「つくる」だけがゴールではないということ
無料のツールでwebサイトをつくれても、webサイトは生き物なので、そこから先は、上記のようないろんなスキルが必要になることは間違いないです。webサイトをつくること自体はこれからもっと便利になって、仕事としては成立しなくなるかもしれない・・。でも、そうなってくるとまた新たな仕事が生まれます。その時にwebデザインの経験や知識、スキルを持っているかどうか・・そこが重要になるような気もしています。
制作は入り口にすぎない。広い視野を持ちましょう
そして最後にボクが個人的に思っていることは、「webデザイナーは制作することを目的としている人が多い」ということです。webサイトは制作して公開したあとにどうなっていくかが重要なはずなのに、公開直後のwebデザインを実績として紹介するだけで、数字によるデザインの良し悪しや改善に対しての発信をほとんどのデザイナーができていません。
webサイトを見て「良いデザインですね!」なんて思うのはwebに関わっている人たちだけです。事情をまったく知らずにサイトを訪れた人たちには全く関係のないことだし、他に目的があって訪問されているのでサイトデザインや最新の技術なんて気にしていません。
公開直後に高評価を得たwebサイトが数字的な成果を生むとは限らないし、成果がともなってこそ「良いデザイン」といえます。そう考えると、webデザイナーができる仕事なんてまだまだあるはずです。サイトを制作することなんてほんの一部でしかない。webに関わるならもっと広い視野を持ってサイトにまつわる様々なスキルを身に付けたいものですね。
無駄なことは何もない。考える前にはじめましょう!
はじめましてBUROKIです。
ベンチャー企業にて11年間webやグラフィックデザインとブランディング経験を経て、2019年5月よりフリーランスデザイナーになりました。完全独学でフリーランスになった異色の経歴の持ち主だと思います(笑)
制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。デザイン制作のご依頼やお問い合わせなども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
ベンチャー企業でマスターデザイナーとして働いた後、フリーランスになりました。制作実績やインハウスデザイナーのことなど日々更新しています。制作のご依頼なども受け付けてますので、なんでもお気軽にご相談ください。
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